無改造どノーマルミニ四駆はどれくらい速いかな?中径ホイールと大径ホイールを実際にコースを走らせて検証。
無改造ミニ四駆なら中径ホイールの方が速そう!と予想していたのですが、予想外!大径ホイールの方が速いという結果になりました。でもまあ…若干重心が下がる分、使いやすいのは中径ホイールに変わりはないかな?
ノーマルモーターのミニ四駆なら中径ホイールが速いんじゃないかな?
今年の1月、子ども達がミニ四駆に関心を持ったこときっかけに、約20年ぶりにミニ四駆をいじりはじめたのですが、まずは21世紀のミニ四駆事情を堪能すべく、無改造どノーマル、しかもノーマルモーターでどれくらい速くなるのか楽しんでいます。
中径ホイールのアバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッド
ノーマルモーターならこれかな?と思って組み立てたアバンテMk.ⅢJC2015、現在、ジャパンカップジュニアサーキットⅠセットを0スタートで5.30秒です(電池ターミナル掃除後)。このミニ四駆はMAシャーシで両軸モーターを採用しているので駆動効率が良さげです。
どノーマルで楽しむミニ四駆、台所から魔法の8滴で超簡単に電池ターミナルをピカピカにしてパワー全開! 2016/05/07 |
また、中径ホイールにスーパーハードタイヤと言うことで、ノーマルモーターぐらいのパワーならいいんじゃないかな?ということで購入し、シャーシのブレークイン、モーターのブレークインを丁寧にやって作りました。
ノーマルモーターの9V高電圧ブレークイン、新品からやってみたよ。15,400rpm→19,500rpmまで無負荷回転数アップ。 2016/04/27 |
大径ホイールのサンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル
比較のため、MAシャーシ、大径ホイール+ハードバレルタイヤという、今回の研究にぴったりなミニ四駆、サンダーショットMk.ⅡRSを購入、組み立てて走行テストしてみることにしました。
どノーマル無改造ミニ四駆の研究。大径ホイール比較機としてサンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル購入。 2016/06/06 |
こちらもシャーシのブレークイン、モーターのブレークインともにそれなりに。モーターのブレークインは、100均で売っている9Vのアルカリ電池を使ってやっています。手軽にできるのでオススメです。
100均グッズでミニ四駆ノーマルモーターを高電圧ブレークイン、10分で慣らし完了。目指せ20,000rpm! 2016/06/08 |
ちなみに今回は電池ターミナルの掃除はしていないので、比較用参考タイムとなります。
検証!ジャパンカップジュニアサーキットでタイム計測
我が家のミニ四駆タイム計測方法
備忘録として、我が家でタミヤ・ジャパンカップジュニアサーキット(JCJC)でタイム計測する時の条件を書いておきます。
- タイム計測…iOS用アプリの「M4 LAPTIMER」を使用
- スタートはゼロスタート、計測地点から20cm程手前
あんまり近いとM4 LAPTIMERが誤動作するため - JCJC(ジャパンカップジュニアサーキット)は説明書どおり組み立てて右回り
- スタート地点は第1コーナーから遠いストレートセクションのアウト側
上の写真だと、右上の反射テープが貼ってあるところの手前側にiPhoneをセット、奥側からスタートさせます。
「M4 LAPTIMER」については以下の記事を参照していただければと思います。
ミニ四駆のラップタイムをiPhoneで計測できる!M4 LAPTIMER、コース設定方法とか。 2016/02/18 |
充電池は100均のNiMH充電池(「株式会社 武田コーポレーション VOLCANO NZ」)を使います。
充電池の性能にはバラつきがありますので、同じ電池を使って3回連続計測、その後、同じ電池を次のミニ四駆に入れ替えて同じく3回連続計測を2回繰り返し、グラフ化して結果を判定することにしました。
アバンテ vs サンダーショット、計測開始!
ボディは重量差があるといけないので、全てアバンテのボディを使用します(めんどくさがってサンダーショットのボディをまだ作っていないというわけでは…)。ボディ無しでもいいかな?と思いつつ、やっぱりボディあってのミニ四駆です。
というわけで1セット計測完了~。5.57秒です。電池ターミナルを掃除していないのに、なかなかのタイムです。忘れないようにラップタイムとアバンテを一緒に写真撮影しました。この後、もう2回計測しました。
続いてサンダーショットです。ボディはアバンテなのでサンダーショットっぽくないですが、シャーシがホワイトなので間違いなくサンダーショットです。あれ?意外に速い!同じく、さらに2回計測しました。
上記の計測をさらにもう1セット、合計12回計測を行いました。
計測結果はやっぱりグラフが見やすいね!
さて、結果発表です。実はもう1セット(12回)、別の充電池を使って計測しようと思ったのですが、結果がとても明解だったのでやめました。いや、グラフってわかりやすくてこわいです。
結果は…
うーん、どう見てもサンダーショットの方が速い!予想外…。追加充電などはせず同じ充電池を使っていますので、タイムは計測回数が増えるにつれて緩やかに遅くなっていくはずですが、アバンテからサンダーショットに載せ替えたらタイムが向上しています。
もちろん、大径ホイールの方がトップスピードは伸びますが、ジャパンカップジュニアサーキットのような、ほぼコーナーかウェーブかレーンチェンジか?というコースレイアウトでこの結果とは…。
○| ̄|_
SiSOの予想は大外れ、ジャパンカップジュニアサーキットなら中径ホイールの方が速い!と踏んでいたのに、大径ホイール+ハードバレルタイヤのサンダーショットMk.Ⅱの方がアバンテMk.Ⅲより速いということになりました。
無改造どノーマルミニ四駆、大径ホイールの方が速い!でも使いやすさは中径ホイール
えー、ちょっとがっくりというか、まだまだ研究が足らん!という結果に終わってしまいました。でも無改造どノーマルミニ四駆は、やっぱり中径ホイールのアバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッドを使おうと思います。
理由は、大径ホイールのサンダーショットは、ほぼ確実にスロープジャンプでコースアウトしてしまうからです。対して中径ホイールのアバンテは、ちょっと電池が減ってくればコースアウトしません。
「無改造」と名乗る以上、ブレーキも取り付けられないことから、中径ホイールの方が扱いやすいかな~ということで、アバンテはノーマルのまま遊び続けることにします。
さて、サンダーショットの方ですが、実は…
SiSO-Jr.1の白MAシャーシ破損、SiSOの白シャーシ交換
えーっと、これは親のミスともいえるのですが、先日お伝えしたとおり、SiSO-Jr.1のサンダーショット、MAシャーシにヒビが入ってしまっていました。
ミニ四駆の白いMAシャーシって、他のABS製シャーシと比較すると粘りが少ないかも。たまたまなのかな? 2016/06/22 |
これをすっかり忘れて走行させてしまった結果、レーンチェンジで白MAシャーシのフロントが完全に割れてしまいました。子どもって、気分が乗ると細かいこと忘れちゃうんで…SiSOも一緒に失念していました。
これを期に、シャーシをカットする改造に取り組んでもらうのをちょっと期待したのですが、SiSO-Jr.1、まだそれは怖いな、ということで、SiSOのサンダーショットMk.Ⅱの白MAシャーシと交換することにしました。
というわけでどんどんバラバラになっていくSiSOのサンダーショット。ちょっとさみしいですが別の活用を考えているので、もうちょっとしたらいろいろと活躍してもらおうと思っています。
今日の一言二言三言
- 無改造どノーマルミニ四駆で楽しむなら…
- 平面コースなら大径ホイールかも。
- 立体コースなら中径ホイールかも。
気持ち的には、平面コースとか立体コースとかって話に関係なく、「ノーマルモーターのパワーなら、やっぱり中径のスーパーハードタイヤが一番じゃん!」という結果になってくれるのが一番うれしかったのですが、まだまだ考察力が足りません。
これからもしっかりデータ取りして、結果を積み上げながら速いミニ四駆を作っていこうと思います。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
はじめまして
いつも楽しくブログ見させていただいています。
今回の大径、中径タイヤの比較を見て思ったのは「同じモーターを使う」というところで条件が合っていないのかなと思いました。
ノーマルモーターもばらつきが激しいので比較するなら回転数を合わせた方がいいと思いますが、その場合、同じ電池で電圧を合わせて確認したりと面倒なので同じものを使うのが一番いいかなと思います。
「Giri」などスマホアプリで回転数測れるのでJCJCでも回転数高い方使うほうがタイムは出ると思います。
あと、「アバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッド」で「中径ハードタイヤ」と書かれてますが「中径スーパーハードタイヤ」がより正確かと思います。
で、「スーパーハードタイヤ」はグリップがないのでノーマルモーターだと回転数足りなくて蹴り出しが弱いと思うので、リアのみ中径ノーマルにしたり前後とも中径ハード、くらいが立体でもいいんじゃないかと思います。
ただ、どちらにせよJCJCくらいであればロスは少ないのでどう転んでも大径タイヤが速いとは思います。
モーター回転数(rpm)÷ギヤ比×タイヤ直径(mm)×3.14×60(分)÷1,000,000
で時速(理論値)が出ますが、そこにギア比とタイヤ径をそれぞれ割り当てたら「中径(26mm)、3.5:1」より「大径(31mm)、4:1」の方がスピード出る計算なので。ギヤ比を4.2:1にしたら負けるかなぁくらいです。