効果は超疑問?妄想ミニ四駆、オモリいらずのマズダンパー(「マス」じゃなくて)、少し動き始めたよ。

   2017/04/11

TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。

たぶんオリジナル機構、マスダンパーならぬマズダンパー、前々から仕込んではいたのですが、ようやく少し動くようになりました。実は、リヤユニットの爪だけ切って「うまく上下可動しないな~」と放置していました。

マスダンパーって興味深いけど重いよね

ミニ四駆に復帰して約1年ですが、最も興味深い機構はマスダンパーです。ミニ四駆にオモリを取り付け、着地時のショックをオモリに伝達、オモリが上方向に移動することで力を放出する(と思われる)仕組みです。これについては以前、考察っぽく妄想しました。

ミニ四駆のマスダンパーの動作原理って、結局はニュートンのゆりかご?考察的妄想中。

オモリの移動量には限界があるので跳ね返って下に落ちてきて、浮き上がった車体をコースに押し付けるような動きもしそうな、構造はシンプルだけど動作効果はとても複雑そうな機構です。

で、まあ、単純に言えば重さがあるほどミニ四駆が跳ねる力を打ち消す能力がアップするわけですが、重いとミニ四駆が遅くなります。ボディをオモリ代わりにするという手もありますが、どうもボディがカパっと開くのが好きになれず。
TOYz BAR☆ミニ四駆、ボディ・マスダンパーのSiSO的イメージ。

これらを簡単に解決すべく、ミニ四駆の部品そのものがオモリになればいいのでは?というところから妄想していった制振機構、「まずはマスダンパー的な何か=マズダンパー」となりました。

すごいものっぽく期待させて申し訳ないですが、今のところ、効果はいま一つです。でも、改良案は既に固まっているので、まずは導入編的なお話を…。

というわけで、先日、ようやくスルスルと上下可動するようになったMSシャーシのリヤユニット、そのままだとセンターシャーシから抜けてしまうので、とりあえずアルミスペーサーとワッシャで抜けないようにします。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。

MSシャーシのミニ四駆、リヤユニットを上下可動できるよう簡単に改造はできないかな?(後編)

こんな感じでどうかな?アルミスペーサーは3mmです。これ以上長いものにすると、最低地上高1mmを切りそうなのでとりあえずこんなもんで。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。

これでセンターシャーシとリヤユニットが3mm、スライドするようになりました。

マズダンパーの動作原理はマスダンパーと同じ

マズダンパーはその名の通り、動作原理はマスダンパーと同じく、ミニ四駆が受けた着地ショックを重量物で上方向に逃がすのが目的です。ただし、構造としては一種の懸架システム…サスペンションのようなものです。

まず、スロープなどでミニ四駆がジャンプします。バシューン!
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。動作原理、

ミニ四駆がガツっと着地します。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。動作原理、

地面からの反力でセンターシャーシが持ち上がります。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。動作原理、

最後は何ごともなく元の定位置に。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。動作原理、

センターシャーシがリヤユニットを残して持ち上がることで、3つの効果を期待しています。

  1. センターシャーシが持ち上がることでマスダンパーと同様の制振効果。
  2. 持ち上がる瞬間のリヤタイヤ減速によるフロント押さえつけ安定効果。
  3. 持ち上がっている間のスラスト角アップによるダウンフォース増強。

まあ、ケースバイケースで思うような効果がなかったり悪い方向に働いたりするでしょうから、妄想の域は抜けていませんけど…弱気なキーワードが並んでしまった…。

さて、実物の話に戻ります。持ちあがるの高さは構造の制限上3mmですが、リヤタイヤにかかっている荷重からリヤユニット分を差し引いた分がマスダンパーのオモリとして作用しますので、

 


その効果はさぞ!
???

 

まあ、リヤ側重量次第ですね。後で測定してみます。

今のところ自重で戻ることを期待しているため、スプリングなどは取り付けていません。ビジュアル的には付けるとカッコよさそうです。

リヤステーの遊び量増加ですが、通常位置ではほとんど変化はないです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。

でも、リヤユニットが下がっているときはかなりガタガタです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとマズダンパー試作。

今のところ、走行中…特に前後タイヤの速度変化ですが、どのような変化をするのかわかっていないので、どの程度の影響があるかもわかりませんが、追々、痛い目にあったり悩んだりすることになるかもしれません。

マズダンパー適用はリヤだけが良さげ

当初、前後両方採用しようと思ったのですが、3つの理由で見送りました。

  1. フロントバンパー部のスラスト角保持が不安定になる。
  2. マズダンパーが戻らない場合、フロントスラスト角が上を向く。
  3. FRPサブプレートでシャーシとフロントユニットが結合されている。

割とゆるい構造なので精度もゆるく、単純にセンターシャーシのパイプでユニットを固定しているだけなのでちょっと遊びがあり、スラスト角がブレしまいますし、万が一、元の位置に戻らなくなるとコースアウトしてしまいまうs。

後は、ソライヌ構造(ロングノーズ)のためフロントユニット部分への負担も大きいため、シャーシ下側からFRPサブプレートで補強をしています。これが、センターシャーシとフロントユニットを結合してしまっているため、可動させることができません。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシとFRPサブプレート。

そんなわけであっさりとフロント部分への適用はあきらめました。

 

今日の一言二言三言

 

  • リヤユニットが上下稼動できるとボディ固定方法を考える必要あり。
  •  

    ボディキャッチは、ボディとシャーシを半分ずつパーツを重ねて固定するようになっています。そんなわけで、シャーシ側が動くと言うことは、ボディがセンターシャーシに固定されている、或いはセンターシャーシの動きを邪魔しないようにしないといけません。

    ついでにボディも目立たない程度にフローティングにしてダブルでマスダンパー効果を狙っちゃおうかな。

     

    ミニ四駆カテゴリのタグ解説

    子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
    タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
    • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
    • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
    • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
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