ミニ四駆のMSシャーシ・リヤユニットステーを、カッターのこで真っ直ぐ&綺麗に切る方法。

今回の改造では、リヤステーを前後方向で半分に切る必要があるのですが、「カッターのこ」と「FRPマルチ補強プレート」を使ったらきれいに切れるかな?と思って試してみました。
リヤステーの前後方向長を約半分にしたいな
今回、「ソライヌ構造」と名付けて妄想中の前詰めローラーセッティングを試してみたいのですが、ローラー位置を極端に前にするため、後ろを短くする必要があります。
そのため、リアステーの前後方向をカットする必要があります。また、FRPステーをつけるので不要部分もあり、そこも切ってしまおうと思っています。下の写真のピンクラインのところでカットしたいと思っています。

ニッパーを使えば簡単だと思いますが、切り落とした部分がゴミになってしまう可能性が高いので、なるべく最少のダメージで切ることができるカッターのこを使うことにしました。
いくら便利なカッターのことは言っても、まっすぐなところを切るならともかく、リヤステーのような複雑な形状では切るのは難しそうです。あ、リヤステーに取り付けているのはFRPマルチワイドステーです。この状態で取り付けてぴったりなるように加工したいのです。

そこで、切れる場所はちょっと限定されてしまいますが、FRPマルチ補強プレートをガイドにして切ったらうまくいくんじゃないかと思い、試してみることにしました。

FRPマルチ補強プレートをガイドにしてカッターのこ使用
それではまずは切りやすい方向ということで、縦方向から切ってみることにします。MSシャーシのリヤステーについているこの穴は、FRPマルチ補強プレートの真ん中あたりの穴の配置とぴったり合います。

それではFRPマルチ補強プレートをリヤステーに取り付けます。

あとは、FRPマルチ補強プレートを切らないようにカッターのこをまっすぐに立てて切っていきます。普通ののこぎりと一緒で、最初は数回押す方向で切り込みを作り、そこから慎重に慎重にシャコシャコと進めます。

カッターのこ、気持ちよく切れますね。今度、SiSO-Jr.達にもこの気持ちよさを体感してもらおうかな(替え刃は必須だけどね)。

切り口もきれいです。

切り落とした側もきれいです。さすが刃の厚みが0.4mm以下なだけのことはあります。他のことに使えそうですね!

同じように反対側も切り落としました。切り落とした部分もきれいに切れているので、他の目的に流用できそうです。膨潤接着で好きなところにネジ穴作るとかできそうですね!

続いて前後方向長を短くします。さすがタミヤ、同じくFRPマルチ補強プレート、この部分の穴がぴったり合います。

今度はFRPマルチ補強プレートを横向きにしてリヤステーへ取り付けます。そして慎重にシャコシャコと切っていきます。で、真ん中の穴を残すため、両側から切ってここらでストップします。

うーん、どうしようかな。またカッターのこを使って切ろうかな…。

まあいいや、カッターのこを使って切っても一本物として切り落とし部品を作れるわけではないので、ニッパーでパキパキっと行くことにしました。

これぐらいの厚み、幅であれば、特にニッパーの刃が逃げることを考慮しなくても、スパっと行きますね。

カット完了です。でも、このままだとあまりきれいじゃないですし、何よりもカットした面が角張っていて危ないです。

というわけでヤスリ大小使い分けて仕上げです。

裏側の補強形状部分も少し丸めました。うーむ、今回、なかなかいい仕事をしている気がします。

でも、ちょっとだけFRPマルチ補強プレートを削ってしまいました。利き手のやりづらい向きで作業を行うところでちょっと失敗。

あとは、ビス4点固定になるよう、どこかに穴を追加しないとですね。こういう板もので、しかもビスだけで位置決めをするような構造の場合、力がかかって歪んだ時にビス2点だとちょっとずつ緩んでしまいます。
また、リヤステーの前後長を短くカットしたことで剛性が下がり、さらに緩みやすくなっていると思います。というわけで、ちょっと考えないとですね。

今日の一言二言三言
- FRPマルチ補強プレートは、カット時のガイドとしても有効。
- カッターのこ、切断面もきれいで気持ちよく切れる。
「リヤステーを丸ごと取ってFRPステーで自作すれば?」という声も聞こえてきそうですが、もう1つ妄想していることがあって、そちらの都合上、リヤステーを全部切り取るわけにはいかない事情がありまして…。
ボチボチっと進めていきますので、温かい目で見守ってください。
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