温泉療法で歪んだと思われるMSシャーシをさらに修正するとどんな変化があるか実験。
先日、MSシャーシを熱湯に浸けてシャーシのゆがみ修正をしてみたところ、なんか、予想よりも多く修正?されたのか、センターシャーシのNパーツ側が少し反ってしまいました。そんなわけで、さらに修正を試みてみます。
MSシャーシの温泉療法…パーツを結合してからの方が良さげ
MSシャーシのゆがみ修正のために、「温泉療法で凝った肩ならぬ残留応力を取ってあげれば、シャーシものびのび真っ直ぐだぜということで、熱湯に入れて一晩放置、なんとなく真っ直ぐになったような気もするのですが、よくよく見ると、センターシャーシのTパーツ側に反りがあるのを発見しました。
たぶん温泉療法後に反ったと思われるのですが、温泉療法する前に、あまりここに意識が無かったのはちょっと失敗でした。もっとしっかり、意識して確認しておけばよかったと思います。でも、たぶん、違和感はなかったので、やっぱり温泉療法で反ってしまったと思われます。
スターウォーズのデススターに追い越される風の写真です。こうやって見ると、左右、同じように反っていることがわかります。
これが今回問題としているセンターシャーシです。他のまだ何も手を付けていないMSシャーシに取り付けて比較した結果、センターシャーシが一番怪しいと判断しました。
でも、不思議なことに、スピードチェッカーによるタイムは若干(誤差の範囲かもと思いつつ)向上、恐らく、ねじれは取れて、反った部分もきれいに並行に反ったのではないかと思われます。
恐らく走行性能に問題はないとはいえど、フロントローラーのスラスト角に影響もあることから、ちょっと修正してみることにしました。
でも、せっかくなので、修正前修正後で性能比較とか面白いかな?と思いまして、例によってスピードチェッカーで比較してみました。
まずは前回試験結果の確認から
前回の試験同様、各パーツは以前、MAシャーシで組んでほどよくブレークインしているギヤやシャフトを使用します。また、モーターはアトミックチューンモーターPRO、車軸用ベアリングは、丸穴ボールベアリングを使用します。
スピードチェッカーはタイムアタックモードで100m測定とします。
ガーっと走らせて、まずは13.78秒です。
この後、もう4回、合計5回の測定をし、いつものように、最低・最高値を除いた値で平均します。
- 100mタイム:13.63秒
- 測定データ:13.78秒、13.71秒、13.56秒、13.62秒、13.50秒
前回、同条件で13.69秒だったので、実験環境は再現できている言えますね。
ドライヤーで強制ゆがみ修正、やりすぎがこわいので中断
それでは、ちょっと難易度高めですが、ドライヤーで熱を加えながらシャーシゆがみ修正をしてみたいと思います。
ん?ドライヤーが簡易万力に固定できません。そういえば、先日、ドライヤーが壊れたので新しいのを買ったそうですが、以前のドライヤーより胴体が太くなっていました。
安定性に欠けますが(とくにこういう回転する機械はなるべくちゃんと固定した方がいいです)、とりあえずはこの上に乗せて高さを稼ぎます。このボックスは、耐熱温度120℃なので、熱の方は大丈夫かと思います。
それでは、まずはセンターシャーシのNパーツ取り付け部分あたりを加熱します。
触るのにちょっと困るな、ぐらいに熱くなってきたら先端部を手前に引っ張ります。このとき、なるべくゆがみをとりたい部分に力が集中するよう引っ張るわけですが、正直、ここで別の部分にゆがみを作ってしまわないかドキドキします。
うーん、あんまりゆがみ修正できませんでした。前回、軽量センターシャーシのゆがみ修正をしたときに曲げ過ぎた記憶が、どうも指先の力加減を制限しているようです。
ゆがみ確認の時に、ここにビスをねじ込むとゆがみが修正されることがわかっていたので、ビスを使ってゆがみをとった形状にし、それで加熱してみることにしました。
Nパーツ取付けの中央側ビス穴にビスを入れると、このようにしっかりセンターシャーシにはまってくれます。
それでは、再びドライヤーでガーっとやります。
ビスを緩めてみました。多少は戻っていますが、こんなもんかな。こういった方法でゆがみを修正する場合、少々、行き過ぎたところまで曲げ、形状が若干もどることを想定して曲げなければいけないのですが、ビス固定だとプラスアルファの曲げができませんので、こんなもんでしょう。
これ以上やると、違うところをゆがませてしまいそうなので、これぐらにし、Nパーツの付け根は必ずビスで固定するようにします。
ビスでギプス療法のMSシャーシでタイムアタック
それではセンターシャーシにNパーツなどを取り付け、タイヤやギヤm組付けました。Nパーツはビスで固定しています。
今回のゆがみは、Nパーツ取付け部が左右同じぐらいに歪んだため、各軸への影響は無く、ギヤのクリアランス(隙間)もほぼ変わらないことから、予想では、まったく変化がなしです。結果はどうでしょう?
いつものように100mタイムアタックです。スピードチェッカーのボタン、長押しすると50mずつ設定変更できるとか、何か便利機能が欲しいですね。
ガーっと走ってもらって、結果は13.56秒でした。
この後、もう4回、合計5回の測定をし、いつものように、最低・最高値を除いた値で平均します。
- 100mタイム:13.53秒
- 測定データ:13.56秒、13.59秒、13.53秒、13.50秒、13.46秒
うーむ、心持ち上がったかもしれないし、誤差の範囲かもしれないし…という微妙な工場具合になりました。パーセントでいうと、0.8%の向上と言えます。うーん、やっぱり微妙。
いずれにせよ、フロントローラーのスラスト角のこともありますので、しばらくビスを入れてビス療養した状態で走らせてみようと思います。
今日の一言二言三言
- MSシャーシの場合、温泉療法するならNパーツとTパーツもはめるといいかも。
MSシャーシの時は一発でいい感じになったんですけどね~、MSシャーシのように3分割の場合、もしかしたら組み立てた状態で温泉療法するといいかもしれません。次にMSシャーシのミニ四駆を組み立てるときは、それで実験してみることにします。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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