ミニ四駆PROノーマルモーターを9Vで高電圧ブレークイン。3Vで無負荷回転数20,000rpmオーバー。

   2016/07/12

TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

さてさてド・ノーマルのミニ四駆を改造なく調律して最高性能を引き出してみよう!と研究を始めたわけですが、まずはモーターブレークインからです。10分ほどのブレークイン作業でノーマルモーターの無負荷回転数をガツンと最高性能まで引き上げます。

無負荷回転数が高いモーターの方が性能がいい?

前世紀ではモーター単体の回転数を測る術がなかったので厳密にはわかりませんでしたが、同じ種類のモーターであれば無負荷回転数が高い方が性能が良いのではないかと思います。

理由は、無負荷と言いながら実際にはわずかに負荷がかかっている(軸受の抵抗とか)わけで、それに対してモーターの限界まで回ろうとがんばると考えられるからです。

そんなわけで、手軽にモーターの状態やブレークイン結果を知るには、無負荷回転数を同じ電圧で計測してやるのが良いかと思います。

SiSO-LABにて定電圧でモーターの無負荷回転巣を測る方法については、以前の記事で紹介しています。いろいろな機器を使っていますが、実験結果から、もっと簡単なグッズだけでできる方法を考えていきたいと思っています。

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2016/03/31

まずはノーマルモーターの初期(箱ポン)状態は?

それでは前回も紹介させて頂きました、SiSO-LAB製ミニ四駆実験電源です。何回見ても大げさな装置です。そのうち、もっとコンパクトな電池駆動のやつを作ろうかなぁ。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

先日、購入したけど子供たちのミニ四駆組み立てや改造の手伝いをしていたら全然手付かずの「アバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッド」です。ノーマルモーターにピニオンギヤだけ取り付けてシャーシに固定しました。この状態で電圧3.0Vで回してみました。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

結果は15,423rpmです。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

測定の仕組みを作ってから使い始めたノーマルモーターはまだ数が少ないので、このモーターがが当たりなのか外れなのかはよくわかりません。とりあえず記録しておくことにします。

ミニ四駆モーター 9V高電圧ブレークイン

さてこの新品のノーマルモーターを…と思ったのですが、いきなり壊してしまってもなんですので、モーター換装予定のネオファルコン(SiSO-Jr.2と強制的に交換させられたミニ四駆)で試してみることにしました。

いきなりですが9Vで15秒ずつ、逆転、正転を繰り返してブレークインします。前世紀の経験からであって、まあとりあえずこれでやってみよう的なノリです。 いやもう自己責任の範囲なわけですが、足つぼマッサージの如く、短時間で強烈にグリグリっとやるのが良く効くわけでして。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

それではまずは逆転9Vを15秒、正転9Vを15秒行います。ビビるぐらいのキュイィィィン!という音がします。怖くて写真を撮っている暇が…。あ、電流計が壊れた…。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

モーターの始動電流は定格の5倍以上と言われていますが、10Aの電流計が壊れるというのはそんなに長い時間10A以上流れたということでしょうか?それともノイズかな。安定化電源の能力が8Aなので「10A近い大電流のノイズ」なのかもしれません。うぅ、ショック。次からは 高電圧ブレークインはDM-330MVに直接つなぐことにします。

それでは気を取り直して3Vでノーマルモーターの無負荷回転数を測定してみました。18,249rmpです。このノーマルモーターはかなり走り込んでいるのでもともと18,000rpmまで回るノーマルモーターです。あまり伸びなかったかな?
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

さらに2セットやってみて、3セット目の結果です。おお、19,816rpm。だんだん来てますね~。たぶん、モーターのブラシ周りの温度が上がってきてブレークインの結果が出やすくなったのだと想像しています。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

さらに調子乗ってもう2セット、5セット目の結果です。20,617rpm!すごい違いですね~。4セット目と5セット目であまり結果が変わらなかったので、ここで終了としました。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

実験中の証拠写真です。
TOYz BAR☆ミニ四駆モーター9Vで高電圧ブレークイン

ネオファルコンのノーマルモーターが初期状態でどれくらいだったのかはわかりませんが、16,000rpmぐらいだったとしたら、

 

なんと25%アップ!

 

ということになります。無負荷回転数が上がったからと言ってそのまま同じ比率でパワーが上がるわけではないとは思いますが、実際にモーターを乗せて走っても差が見える程度には違うんではないかと。

もうちょっとミニ四駆の所有台数が増えてきたら、スピードチェッカー比較とかコース走行比較などのデータも取ってみたいと思います。まずはアバンテMk.ⅢJC2015LTDを、とにかく子供たちと一緒に走らせれるところまで作りこんでしまおうと思います。

 

今日の一言二言三言

 

  • 少しでも異常を感じたらまずは停止しよう。
  • ノーマルモーターは新品で無負荷回転数16,000rpm程。
  • 9Vブレークインで20,000rpmまで回るようになって吉。

 

デジタルメーター、電流表示からオーバーロード表示に変わった時、「なんだこの表示?」と思って何気に眺めてしまいました。この時点ですぐに停止していれば壊れなかったのかもしれません。ちょっと失敗だったなぁ。

 

ミニ四駆カテゴリのタグ解説

子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
  • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
  • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
  • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
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