MAシャーシのミニ四駆、フェスタジョーヌをブレークイン無しで説明書通りに組み立て。電池金具にグリスを塗るのは新発見。
どノーマルなミニ四駆をしっかりと調整してどれくらい速くなるのかな?ということで組み立てたMAシャーシのアバンテMk.ⅢJC2015、なかなかの好成績です。今日は、さらなる探求のため、同じMAシャーシのフェスタジョーヌを説明書どおりに組み立ててみました。
MAシャーシのミニ四駆、説明どおり作るとどうなるかな?
えっと、先日、2台目を購入したMAシャーシで中径ローハイトタイヤのミニ四駆キット、フェスタジョーヌ、ようやく組み立て始めました。
こちらは、入魂製作どノーマルミニ四駆、アバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッドと比較するために購入しました。MAシャーシ、中径ローハイトタイヤ、前後とも細いタイヤということでちょうどいい比較対象です。
「完全に素組みするぜ!」と意気込んだものの、組み立てる前にシャーシがゆがんでいることに気がつき、結局がんばって修正する羽目になりました。この時点で説明書どおりに組み立てていないような気がしますが、悪いとわかっていて組み立てるのはなんだかミニ四駆に申し訳なくて…。
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シャーシゆがみの修正もばっちり完了!ということで、いよいよ説明書どおりの組み立てに入りたいと思います。この記事を書いている時点で結果は出ているのですが…いろいろと
「えーっ!?」
なことがありまして…いやまあ、1つだけなのですがインパクトがありすぎまして…手順に問題が無いか?という確認の意味も含めて、まずは組み立て編からです。
今回、ボディはとりあえず組み立てず(後でじっくりと楽しみます)駆動系だけを組み立てて、組み立て方法による違い…主にブレークインをしたかどうかによってどれくらい異なるかという点について検証します。
Step3、シャーシ裏側の組み立て
駆動系の組み立てだけを行うので、いきなりStep3です。
まずはシャーシをひっくり返してリアのスキッドバーと下側のローラーを取り付けます。ローラーにはグリスの指定がありますので、しっかりと塗ることにします。
ドライバーはタミヤのドライバーMがオススメ
タミヤのドライバーMはとても気持ちいです。磁化しなくてもトラスビスが食いついてくれます。
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それではリアスキッドバーから取り付けます。
プラローラーの表と裏もこだわっちゃうよ
続いてプラローラー用の段付きビスにグリスを塗ります。これぐらいでどうかな?説明書どおりということで、爪楊枝などで伸ばすことはしませんが、だからといって無駄に塗ることもしない方針で。そうしないとグリスが足りなくなっちゃうので。
はい、取り付け完了です。
プラローラーには表と裏がありますので、このように、欠けている部分がある面を下にしています。ほら、上から見たときにルックスがいいじゃないですか。それだけです。
Step4、ホイールの取り付け、タイヤを先につけるんだ…
SiSO的にはホイールをシャーシに取り付けてからタイヤを取り付ける派です。そのほうがホイールのブレを確認しやすいのと、力を入れてシャフトを押し込むときに、なんとなくゴムがあるとやりにくい気がするためです。しかし今日は説明書どおりがコンセプト、がんばってやってみます。
ゴムタイヤにも表と裏があるのでしっかり確認
走りには影響しないと思いますが、ゴムタイヤにも表と裏があります。アバンテMk.ⅢJC2015のテストでつかっちゃっため、ちょっと汚れたタイヤですいません。左が表(外側)、右が裏(内側)です(と信じている)。
ゴムタイヤをホイールにはめます。
軸受けにも表と裏が…切り欠きのあるほうを内側にした方がいいかな?
低摩擦軸受けにもグリスを塗ります。チューブから直接出せる範囲で少なめに…。
ま、こんなもんでしょう。きっとシャフトを通したときに塗り広がると思います。
軸受けはいつも切り欠きがあるほうを内側にしています。子ども達にもそのように教えています。ランナーから切り離した時にトゲができますが、これを内側にすると軸受けが抜けにくくなるのと、外側にトゲがでて若干でもホイールに当たって抵抗になるとやだな、ということからです。
シャフトを差し込んだらシャフトに付いたグリスをふき取ろう
なんかもう説明書に書いてないようなことばかりしているような気がしないでもないですが、グリスを塗った軸受けにシャフトを通すとシャフトにグリスが付いてしまいます。これを拭き取っておかないと、ホイールが抜けやすくなってしまうので、しっかりとティッシュで拭き取ります。
ホイールにブレがあると指ではじいて回転させて、ブレが無いか確認します。もしぶれていた場合、六角シャフトの角度に沿って少しずつ差し替えてみて様子を見ます。これぐらいでいいかな?って、もう説明書とはぜんぜん違うところに行っているような…。ああ、性格上、こういうところは見逃せません。
ちなみにホイールの取り付けについては、ちょっとエキスパートなコースの常連さんにも褒めてもらいました!
ピンクギヤ(スパーギヤ)にもしっかりグリスを塗ります。
うむ、ばっちり説明書どおりです。
Step5&6、電池金具や電源スイッチを組み立てるよ
フロント(モーター端子側)は特に留意点無く組み立て
それでは電装系ということで電池金具を取り付けます。MAシャーシは電池金具の背中側に樹脂部品を押し込むようになっており、しっかり固定することができます。
これまでMAシャーシのミニ四駆、子どもの分も入れると3台組み立てましたが、パチンと気持ちよくはまるミニ四駆と、そうでないミニ四駆があるような気がします。
リヤー側電池金具、グリスアップするところが一点。これは知らなかった!
改めてしっかりと説明書を読みながらミニ四駆を作るのは超久しぶりです。じっくり眺めていたら、なんと、電池金具にグリスアップが指定されている部分がありました!
というわけで、ジワ~っとグリスアップします。スイッチ部品がこすれる部分なので、グリスを塗っておけという感じなんでしょう。
こんな風にターンスイッチパーツが当たる部分にグリスを塗りました。うーん、今までここにグリスを塗る必要があるってこと、ずっと気がつきませんでした。改めて読み直してみると、発見ってあるもんですね~。
Step7&8、モーターとローラーの取り付け
だいぶ完成に近づいてきました。今度は、モーターにピニオンギヤを差し込み、いよいよシャーシに取り付けます。
ダブルシャフトモーター(英語的に正しいんかいな?)にピニオンギヤを取り付けます。ミニ四駆キットには、ピニオンギヤを取り付けるときに押さえるためのパーツがありますので、力さえあれば特に難しいところはありません。
モーターのエンドベル(端子)側からシャーシに押し込んで、バチンと入れます。
ふむふむ、いい感じです。
もちろんピニオンギヤにもしっかりとグリスを塗ります。説明書のイメージどおりに。
プラローラーも段付きビスにグリスを塗って取り付けます。くどいようですが、ドライバーはいいものを使うと別世界です。数百円でこんなに楽しくなるなんて…タミヤ製じゃなくてもいいのでしっかりしたドライバー、ぜひ、買ってみてください。
プラローラーを全部取り付けました。もちろんプラローラーの上下面はこだわりの向きで取り付けています。
Step9、カウンターギヤとギヤカバーの取り付けで完成!
駆動系最終工程です。最後に前後のカウンターギヤとギヤカバーを取り付けます。MAシャーシのギヤカバーはとても取り外しが簡単で、SiSO-Jr.2が幼稚園時代のときから一人でガチャガチャやっていましたよ。よくできています。
カウンターギヤ、シャフトにもしっかりグリスを塗ってみる
カウンターギヤは前後2つありますが、それぞれにシャフトと低摩擦軸受けが必要です。まずはシャフトにグリスを塗ります。写真では中央付近に塗っていますが、この後、ちゃんと全体に塗り広げました。
カウンターギヤに低摩擦軸受けを取り付けます。もちろん、切り欠きがある方は内側です。
シャフトを通すとこんな感じになります。手で回してみたところ、1つはスムーズですが、もう1つはシャフトとギヤが一緒に回るほうが楽なようです。きっとこういう差がシャーシのブレークインで変わってくるのですね(と、この時は思っていました)。
シャーシに組み込んでグリスを塗ります。水平面だけでなく、垂直面のギヤにもちゃんとグリスを塗ります。
あとはギヤカバーを取り付けるだけですね!
それでは「スチャッ!」という心の中の効果音とともにギヤカバーを取り出し…。
パチン!と装着しました。よし、これで完成です。
それではブレークイン有り無しを軽く比較
まずはざっくりと結果を見るため、ブレークインも何も無く、説明書どおり(と言いながら、かなり丁寧に組み立ててしまったような気がします)に組み立てたフェスタジョーヌと、それなりに考えて作ったアバンテMk.ⅢJC2015を、スピードチェッカーで比較してみます。
実験は電池のばらつきなどを排除するために、3.0Vの安定化電源を接続して行っています。ただ、すごく厳密というところまではできておらず、モーターの電圧変動がなかなか大きくて、電圧メーターで「なるべく3.0V、2.9~3.1Vで振れている」ぐらいなところまでの調整としています。
ブレークイン無しフェスタジョーヌ(MAシャーシ)
まずはブレークインをせず説明どおりに作ったフェスタジョーヌです。最高速度は23km/hでした。
これだと分解度が荒すぎるので300mのタイムアタックを行います。
というわけで結果は48.56秒です。
ブレークインしたアバンテMk.ⅢJC2015(MAシャーシ)
こちらはあれこれ情報を調べながらブレークインやらなんやらしたミニ四駆、アバンテMk.ⅢJC2015です。まずは最高速度から。24km/hでした。
同じく、300mタイムアタックも行ってみました。
お、さすがさすが、44.71秒です。
軽く状態を確認するためにスピードチェッカーに乗せてみました。しかしブレークインをしたミニ四駆とそうでないミニ四駆の結果確認としては不十分です。
これから実験する項目を整理して、しっかりと比較してみたいと思います…と書いていますが、冒頭にも書いたとおり、既にこの記事を書いている時点で実験を完了しており、結果はわかっています…ああ、認めたくないものだな…。
今日の一言二言三言
- 軸受けは切り欠きを内側にするほうが吉。
- プラローラーも切り欠きを下側にしたほうが見た目良好。
- ドライバーは精度の高いものを使うと組み立てが楽しい!
子どもがミニ四駆を組み立てる場合、軸受けをランナーから切り離すときにヒゲ(ゲート)が残ってしまいます。軸受けの場合、ヒゲを内側にすることで逆にシャーシから外れにくくすることができ、また、ホイールと干渉することを防ぐことができます。
そんなわけで、お子さんがミニ四駆を組み立てる場合、「この小さな部品には向きがあるんだよ。」と教えるのがよいかと思います。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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