スーパーカーっぽいミニ四駆!フェスタジョーヌ(FESTA JAUNE)を買ってみたよ。写真いっぱい組み立てレビューとか。
ついにSiSO専用ミニ四駆を購入しました。スーパーカー世代の心をガシっと掴むフェスタジョーヌ(MAシャーシ・中径タイヤ)です。ホイールも実車っぽくて素敵ですな~。十数年ぶりに組み立てるので、子ども達に急かされる中ではありましたが味わいながら組み立ててみました。
ミニ四駆Pro No.38 フェスタジョーヌ購入
ミニ四駆はスーパーTZシャーシの頃(もう20年近く前ですね)に走らせたのが最後ですので、当面の目標として最近のシャーシをよく研究しようということもあり、まずはグレードアップパーツ無しでどれくらい速くなるんだろう?ということからスタートすることにしました。
先日までの調査結果からMAシャーシの中径タイヤがいいだろうということで、ライキリとフェスタジョーヌで散々迷いましたが、小学生の頃、スーパーカーに夢中だった世代だとか、数か月前、どいういうわけか真っ白のランボルギーニ・カウンタックの後ろに付いてしまった等、どうでもいいような理由からフェスタジョーヌを購入しました。
フェスタジョーヌ開封の儀だ!
先日、子どもたちのミニ四駆組み立てを手伝ったので大体の中身はわかっていますが、ようやくSiSO専用マシンということでじっくり眺めたいと思います。画像が多めなのでちょっと通信量の多いのはご勘弁ください。まずは箱を開けます!
それでは上から順番に取りだしていきたいと思います。
輝かしいイエローのDパーツ
ボディやリアスポイラーなどの部品です。フェスタジョーヌの黄色に染まったプラパーツ!気分が盛り上がってきますね!とりあえずこれにステッカーを貼れば、きっとそれらしく見えてくれると思います。
スリック感が美しいローハイトタイヤ
ノーマルのローハイトタイヤです。ハードとかオフセットではありません。ちなみにパーツ名はCパーツです。
渋めの実車感あふれるホイール
ホイールです。ダークシルバーがなかなか落ち着きがあって実車っぽいです。前後ホイールに違いは無く、4つとも同じ幅、同じオフセットです。パーツ名で言うとBパーツになります。
どんな特性を持つのか?MAシャーシ
むふふ、出てきましたよ~、ダブルシャフトモーターを使ってモーターをセンターに配置するMAシャーシです。
全部が低摩擦なの?Aパーツ
たくさん部品の付いたAパーツです。ギヤカバーや電池カバー、ガイドローラーや軸受などが付いています。たしかガイドローラーや軸受って「低摩擦」の部品ですよね。ということは、パッと見、他のミニ四駆キットと同じように見えても、実は樹脂の種類がちょっと違うのでしょうか?
両軸だよ!のダブルシャフトモーターやギア類
モーターやギヤ類は1つの袋にまとめられています。中身は「ネジ、ワッシャー類」、「ギヤ類」、「電池金具類」に分かれた3つの小袋と、六角シャフト2本、ダブルシャフトモーター(ノーマル)、グリスです。なんとなくグリス、昔より中に入っている量が少ない気がします。
まわりが写り込むほどきらびやかなステッカー
ステッカーです。いやー、実にまぶしいステッカーです。まるで鏡のようです。
組み立て説明書とか
組み立て説明書類です。使用する工具はプラスドライバー、ニッパー、カッターナイフ、そしてタミヤカラーです。
ミニ四駆の組み立て。まずはボディから楽しく行こう!
う、子ども達に見つかりました。早く一緒に走らせようよ~とかわいい顔で言ってきています。うーん、ど、どうしよう。
今回はとりあえず、シャーシのブレークインだけは行い、他は普通に組み立ててしまおうと思います。子どもたちが急かすのもあり、モーターのブレークインは後回しにします。またシャーシのブレークインも、今のところ何台も所有しておらず比較が難しいので、まずは前世紀にやっていたやり方でやってみようと思います。
ニッパーでブチブチ、ボディの組み立て
ランナーからボディやリアウィングなどのパーツをニッパーで切り離します。ニッパーは樹脂用の物が使いやすいです。樹脂用のニッパーは普通のニッパーと違い、素材に当たる面が平面になっているので切跡が比較的きれいになります。
切り取ったパーツはボディ、リアウィング、ボディフック(でいいのかな?)です。
それではステッカーを貼ります。一カ所、タミヤカラーで塗るところがあるのですが、ちょっと手抜をしてステッカーの余白を貼ることにしました。マジックで黒に塗ってしまってもよかったのですが、どうせなら全く違う感じの方がよいかな?と思いまして。
フロントのエアダクト内側に来るパーツにステッカーの余白を貼り付けてみました。ステッカーの余白を四角く切りだし、貼ってからカッターナイフでパーツに合わせて切りました。
これをボディの内側からパチンとはめると…ここがなかなか力が要ります。
こんな感じに!これで世界でたった1台のSiSOのミニ四駆に…なるにはまだオリジナリティが足りないかな?
残りのステッカーもじゃんじゃん貼ります。が、SiSO的趣味からセンターラインなどのステッカはやめて、ウインド、ライト、リアスポイラーにステッカーを貼りました。
おっと、ちゃんとテールランプも忘れずに貼りましたよ。
タイヤはランナーをちょっと引っ張りながらニッパーで切り離し
タイヤもランナーにくっついていますのでニッパーで切り離します。タイヤはゴムなので、いくら平らなニッパーで切ってもひげができてしまします。そうすると走行性能に悪影響を与えます。
そのため、ランナーを指に引っ掛けて引っ張り、かつタイヤをつぶしながらニッパーを当てます。
ブチンとやります。一発で結構きれいに切れてくれますよ。
この調子でタイヤを4つとも切り離します。で、これはシャーシをブレークインするときに使いますので、横に避けておきます。
いよいよシャーシの組み立て
電池金具抑えはグっと押し込むよ
それではシャーシの方を組み立てます。まずはAパーツのシャーシ関係パーツを切り離します。
電池金具を挿しこんで、押さえパーツを押し込みます。
なかなか加減がわからないのですが、これぐらい押し込めばいいようです。
※追記:この後、別のMAシャーシミニ四駆を組み立てたら、「パチン」とはまりました。何か悪かったのかな?
シャーシ下面に空いた穴からのぞくと、電池押さえパーツのツメがシャーシに引っかかっているのが見えます。この状態が正しいようですので、電池押さえパーツ、グイグイっと押し込んでみてください。そういえばSiSO-Jr.1のシューティングプラウドスターの時はそんなに力が必要だったようには見えなかったので、キットによって、或るいはロットによってバラつきがあるかもしれません。
モーターの取り付け、ターンスイッチがずれないよう慎重にね
サクサクっとモーター周りと組み立ててしまいます。ここはちょっと力が要りますね。ピニオンギヤをモーターに差し込むには、Aパーツの中にキャップのような部品があるので、それを使って押し込みます。また、モーターの電極端子はちょっと起こしておきましょう。シャーシに取り付けた時に、なるべくたくさんの面積でシャーシ側の電池ターミナルに当たるようにするためです。
ターンスイッチパーツをそ~っと乗せ、揺らして動かしてしまわないように気を付けながら…
モーターをシャーシフロント側(下の写真だと下側がフロントです)から挿しこみ、慎重にスイッチ側をシャーシにはめていきます。
最後はモーターのパチンとツメが引っかかるところまで押し込みます。
シャーシをひっくり返して、ターンスイッチがちゃんとはまっているか確認してみました。バッチリです。
続いてカウンターギヤ(緑)です。Aパーツから小さなスペーサのようなパーツを使います。六角シャフトの軸受けと似ていますが、厚みがあって2つだけ入っています。このギアは中に低摩擦樹脂の軸受けをいれて使います。
説明書通りにカウンターギヤとシャフトを通します。SiSO的にはまだここではグリスを付けていません。
シャーシにカウンターギヤを取り付けます。やっぱりSiSO的にはここでもまだグリスは付けていません。
ホイールや軸受を組み立てるよ
それではホイールもランナーからブチブチっと切り離します。
先にも書きましたが、実車っぽいデザインで色合いも落ち着きがあってなかなかかっこいいです。ホイールは4つとも同じものなので前後の区別はありません。ミニ四駆キットによっては前後でホイールの幅などが違ったりします。
樹脂製の軸受け、これすごいですよね!ホイールとの接触面を減らすためのいわゆる「抵抗抜き」が最初からされた形状になっています。
シャーシに軸受を差し込みます。SiSOはいつもランナーでつながっていた方を内側にして取り付けています。理由は、日破で切った部分がちょっとだけヒゲになるので、それでシャーシから抜けにくいかな?と思ってのことです。
あとは片方のホイールに六角シャフトを差し込み、スパーギヤ(ピンク)もセットしてシャーシに取り付けます。ここでちょっと悩みが。
SiSO的にはブレークインのためにグリスなしで組み付けるところなのですが、低摩擦の樹脂軸受の場合はどうなんでしょう?また、ブレークインで各部品の接触面を均すと言っても、削れるのは恐らく軸受の方だけです。
前世紀にスーパーTZシャーシでブレークインをしていた時は、六角シャフトが回転中にウロウロしないためにしっかりホイールを差し込んでいましたが、ホイールをあまり何度も抜き差ししたくないので、ここは軽く差し込むだけにしました。
シャーシブレークインはとりあえずこんな感じの方法で
「ブレークイン」とは直訳すれば「壊し始める」ということでなんだか物騒な言葉ですが、実際に使われている意味合いとしては「各部品をなじませる」という意味です。ミニ四駆の場合、グリス抜きでギヤなどを回転させることでギヤの表面を均す(=若干削る…まさにブレークインですね!)ことを意味します。
主にシャーシ(シャーシとシャフトやギヤの当たり面)のブレークインとモーターのブレークイン(ブラシの当たり面を整えると信じています)があります。
今回やってみるシャーシのブレークインは、過去、スーパーTZシャーシのブレークインをした時のデータに基づくものであり、現代のミニ四駆に通じるものなのか、或いは逆に悪くしてもらうものなのかわかりませんが、とりあえず紹介しておきます。
とりあえずやってみた方法は、「まったくグリスなしでノーマルモーター全開…30秒」、「六角シャフトの軸受けだけグリスアップ」、「3分間グニグニしながらノーマルモーター全開」(今回は2セット)という流れです。
実は「カラカラ」言う音の感じから、「ガー」ぐらいにはなった気はするのですが、そもそもなんだか静かで変化が良くわかりません。できれば逆転もやりたかったのですが、子どもに急かされている&お出かけの都合上、正転2回としました。本当はギヤの音が残っているところをじっくり調べて、もう少しやってみたかった感があります。
そのうち洗剤でグリスを落として、またブレークインしようと思います。
シャーシのブレークイン
タイヤを4つ並べてブレークインのための作業台を作ります。ちょっとかっこいいかもですね!
それではギヤカバーを取り付けます。MAシャーシのギヤカバーの脱着はとても簡単ですばらしい設計です。取り付ける時は、シャーシ前方向からギヤカバーを差し込むようにスライドさせ、取り外す時は電池収納部の前方にあるツメを指で押さえて抜くことができます。
そこへ電池(フルパワー)を装填したシャーシを置きます。SiSO的にはこの時点でグリスは一切使わず、ホイールにはタイヤも付けません。この状態で30秒ブン回します。実は新しいシャーシにおいてこれが一番悩ましいところです。ハトメと樹脂製の軸受けでは性質が異なります…そんなわけで前世紀は1分回していたのですが、今回はお試しということで30秒にしてみました。
30秒でブレークイン第一段階が終了したら、ホイールを外して軸受を掃除します。カウンターギヤの軸受け周りも同じく掃除をします。六角シャフトやカウンターギヤ(きみどりのギヤ)のシャフトは1タイミング早くグリスアップします。これといって削れた粉のようなものは見えなかったので、MAシャーシやARシャーシで使われている樹脂製軸受では不要な作業かもしれません。
爪楊枝にグリスを付けてグリスアップ(グリスを付け過ぎないように薄っすらと)します。グリスは付け過ぎると回転を鈍くしてしまいますし、また、垂れたりしてコースなどを汚してしまうこともあるかもしれません。
ホイールのセンター出し
再びホイールシャフトを差し込みます。グリスを塗った軸受を通すことによってホイールシャフトにグリスが少し付いてしまうので、ふき取ってからホイールを取り付けます。ふき取りをやっておかないと、後でホイールが抜けやすくなります。この時、最後まで押し込む必要は無く、両側が数ミリぐらいシャフトが見えているぐらいで止めておきます。
電源スイッチを入れてホイールを回転させて横と上から観察してホイールのブレを確認します。もしブレが大きかったらシャフトから抜き、60度ずらして差し直してみてください。六角シャフトなのでちょっとずつずらすと状態が変わります。たぶん、最悪でも2回ぐらいで良い状態になると重います。全然ダメだったら六角シャフトが曲がっているかもしれません。
ブレが無くなった状態になったらギュっと突き当りまでシャフトを差し込み、マジックで位置をマークしておきます。ホイールを何度も抜き差しするとだんだん固定力が弱くなってくるので、次に分解した時に、1回で同じ位置でホイールを挿入するためです。
再び3分ほどブン回してブレークインを2セット程
再び3分ほどモーターをブン回してブレークインを継続します。
ただ単に置いておくだけでなく、傾けたり軽くシャーシをねじったりします。ミニ四駆は走行中、コーナー旋回、ジャンプなど、かなりシャーシに負担がかかるため、その状況も想定してブレークインするためです。だんだん異音が減ってくると思います。
今回は、子どもたちに急かされたこともあって時間が無かったので時間は3分で決め打ちですが、次回、また別のミニ四駆を製作するチャンスがあればデータを取りながらやってみようと思います。
終わったら再び綿棒やエアーで掃除しでグリスアップをします。いやー、以前、スーパーTZシャーシでブレークインしていたことろはプロペラシャフト付近とか明らかに粉が出ていたんですけど、あまり目立って削れたところは無いようです。
それではタイヤを取り付けてしまいましょう。タイヤを取り付ける時は、六角シャフトやホイールに無理な力がかからないよう、ホイールのエッジ部分を支えにしてタイヤを差し込む向きだけに慎重に力をかけてください。ノーマルモーターならこのままでもいいですが、チューンモーターを入れるのであれば両面テープを貼る必要があります。
ガイドローラーなどの取り付けは先に一度ネジを通してから
あ!そうそう、もっと先に説明を書くべきだったのですが、ガイドローラーの取り付けの話です。ガイドローラーを取り付けたのが実際にシャーシのブレークイン後だったため、書くのを忘れていました。
ミニ四駆キット素の状態では、ガイドローラーはシャーシに段付きビスで直接取り付けます。シャーシには穴が開いているだけでネジの溝が切られていません。そのため、いきなりガイドローラーやワッシャを持った状態でネジを回しこむのはかなり難しい作業です。
特にフロントにはスラスト角と言われる、ちょっと前傾した角度が付けられています。スラスト角があるため、ガイドローラーがコースの壁に当たった時に下向きの力を発生させてくれ、コースアウトを防いでくれます。
そんなわけで、先に一度、シャーシにビスを取り付けて抜いておきます。フロントはスラスト角に合わせてちょっとだけ前傾した状態でネジを回しいれます。
そんなこんなで子供たちにだいぶ急かされましたが、完成しました。
今日の一言二言三言
父さんは のんびりデータ 取りながら
作るのが趣味 わかってね、ね
とりあえず過去の経験に基づいて、という感じの今回製作ですが、子どもに急かされたこともあってなかなかじっくり取り組めず。今のところ新しいミニ四駆を買う予定はないんですが、早く次のチャンスがあるといいなぁ。
本当は、データ取りのために説明書通りに組み立てたミニ四駆と、やり方を変えて組んだミニ四駆を組みたいのですが…。子ども達の手前、あんまりホイホイ買う訳にもいかないですし、うーん、悩ましいです。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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