ミニ四駆の中径ホイール、ライキリ(Yスポーク)のホイールはもともと抵抗抜きされたデザインなのね!これはオススメ。

   2017/11/27

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タミヤ純正で最初から抵抗抜きされたデザインの中径ホイールがあるとのことで、早速、購入してみました。ベアリングに当たる部分が細くなっていて、もう、全部のホイール、このデザインにしてほしいぐらいです。

ミニ四駆ホイールって横Gかかると摩擦抵抗大きそう

ミニ四駆のホイールのシャフトが挿さる方の面って、のっぺりしています。あのパイプ状になった部分、直径は約4.5mm程あります。
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これに対して、シャーシのほうに取り付けるボールベアリングの外径は6mm、さらに内側(インナーレース)は直径約3.5mmです。
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つまり、ミニ四駆がコーナリング中などにホイールがボールベアリング当たると、ボールベアリングのシャーシに固定されているアウターレースにホイールが当たってしまうことになり、結構な摩擦抵抗になると考えられます。

一部のホイールでは、インナーレースだけが当たるように?少しだけ先端が細くなっているものもあります。写真は大径ローハイトホイールですが、シャフト挿入部分が少しだけ細くなっています。
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ここも直径約3.5mmということで、これならばコーナリング中もホイールがインナーレースだけに触れるだけなので、ホイールとボールベアリングのアウターレース間の摩擦抵抗は発生しません。

今回使いたいホイールサイズは中径なので、ちょっと希望にマッチせず。

指ではじいてホイールを回しながら、車体を水平にしたり横にしたりすると、回転持続時間にかなり差が出ます。ボールベアリング内の摩擦抵抗増加も考えられますが、ハトメ軸受けで同じ子をしても、同様に、概ね開店時間が1/3程度になることから、要因としては大きいと考えられます。

また、摩擦力は押さえる力に比例しますので、できるかぎり排除したいところです。

このあたりの考察は以前の記事でいろいろ妄想してみました。

ミニ四駆のホイール抵抗抜きって、簡単に加工する方法ってないのかな?悩む悩む。 ミニ四駆のホイール抵抗抜きって、簡単に加工する方法ってないのかな?悩む悩む。
2016/09/10

そこで、ホイールの軸部分をテーパー状(円錐状)に削ったりしてボールベアリングのアウターレースに当たらないように削るわけですが、これがなかなか大変そうです。…とブログで書いてみたところ、「Yスポークホイールが先の大径ローハイトホイールと同じような、抵抗抜きした形状になっている」との情報をいただきました。

ミニ四駆GUP 15483 ローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク)

というわけで待ちに待った週末、行きつけの模型屋さんでローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク)を購入してきました。ホイールだけでよかったのですが、まあ、タイヤは何かに使えるかな?
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Yスポークということで、ライキリのホイールと同じデザインのホイールです。ブラックだと実車感があったデザインですが、ホワイトだとまた印象が違いますね。
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オフセットは約1.5mmと約4.5mmです(公称値はいくつなのかな?)。今まで見てきた中径ホイールは、ランナーにくっついた状態だと「中央2つがオフセット値が大きいもの、両端にオフセット値が小さいもの」となっていたのですが、Yスポークホイールは左右に分かれています。
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さて、肝心のシャーシ(ベアリング)への当たり面はどうなっているでしょうか?
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ちょっと斜めアングルだとわかりにくいので、垂直方向から撮影してみました。まずはオフセット値の小さいホイールです。
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続いてオフセット値の大きいほうのホイールです。
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見事に抵抗抜きされた形状になっています。いやいや、いくら細くなっていても、ベアリングのインナーレース(3.5mm)以下のサイズじゃないと意味がありません。ということで、まずは軸の直径です。
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続いて、ドキドキの細くなっているほうの直径は…。
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約3.5mm!!

 

ああ、よかった、インナーレースサイズと同じでした。インナーレースとアウターレースの間には隙間があるので、同じサイズであれば、ホイールがアウターレースに当たる可能性はありません。

 

実は、ホイールをシャフトに挿しなおすのはかなり憂鬱な人なので、何かアイデアが出るまでミニ四駆の組み立てをためらっていました。でも、これで足回りも決まってすっきりしたので、ここからグイグイっと組み立てていきたいと思います。

 

今日の一言二言三言

 

  • ミニ四駆GUP 15483 ローハイトタイヤ&ホイールセット(Yスポーク) は抵抗抜き形状になっている。
  • ミニ四駆GUP 15445 大径ローハイトタイヤ&ホイールセットも抵抗抜き形状になっている。

 

こういう形状のホイールが増えるとうれしいですね~。そういえば、前世紀、なんでこの問題に当たらなかったんだろう?と思って古の記憶を辿っていたのですが、実は、メタル軸受け愛用者だったからでした。あれ、ホイールからの摩擦に対していい形状しているんですよね~。

ミニ四駆カテゴリのタグ解説

子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
  • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
  • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
  • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
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コメント一覧

  1. フロンテ より:

    通称ライキリ型?のYスポークホイールいいですよね
    ライキリ、ライキリJC2016、プロトセイバーEVOプレミアムに付属してるのにくまモンライキリだけはライキリなのにホイールが違うという
    クマモンが何したというのですか ヤダー

    • SiSO より:

      フロンテさん>
      Yスポークホイール、とても魅力的ですよね~。なんでくまモン、5本スポークになっちゃったんでしょうね~。SiSO-Jr.1がくまモン欲しくて買おうとしている横、一応、ライキリJC2016を勧めてみたのですが、結局、くまモン買いまして…。でも、みなさんのおかげで、いろいろと勉強になります。

  2. フロンテ より:

    私もくまモンライキリ買いましたねぇ
    ポリカABSのMAシャーシが欲しくて購入したのに、くまモンは通常ABSだった・・・(´A)アァ
    後日、JC2016も買いました。
    スーパーハードタイヤ、ポリカABSシャーシ、赤のYスポークホイール、素材が変わった?と噂のギア(くまモン付属からか?)がついて1000円!お買い得ですよね(JC2016は)

    • SiSO より:

      フロンテさん>
      ギヤの素材が変わったという噂があるんですか?それは知らなかったです。ポリカABS樹脂製のMA、Yスポークホイールにスーパーハードローハイトタイヤ、とても魅力的なパーツばかりですよね!と、コメントを書いているだけで欲しくなってきました…。

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