タカラトミー リニアライナーを購入してみる。本当に磁気浮上していて、よく商品化したなと感心しつつ、3万5千円は高いな、と思ったり。
磁石の力で浮上して、磁石の力で推進する超高級レールトイ、リニアライナーを購入してみました。発売してから2年以上経っているとはいえ、値段は下がりに下がっていて、約1万円でした。
リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット
あこがれの高級レールトイ、タカラトミー リニアライナー、2015年9月発売ということで、かれこれ2年以上経過しているわけですが、それにしては妙に安い1万円…。当時、とても話題になりましたが、あまり売れていなかったんでしょうかね…。本体、レール、コントロールステーション等、全部入っているので大きなパッケージです。
amazonの価格推移を調べてみると、発売して半年ぐらいで徐々に下がり始め、1年半ぐらいでグイグイっと下がったようです。かなり売れていなかったんでしょうか…タカラトミーの公式サイトを見ると開発苦労話なんかも掲載されていて、かなり力を入れていたようなのですが、価格が高すぎたのかな。
実際に磁気浮上、しかも推進力も磁力な本格的なリニアモーターカーということで、「2015年おもちゃ大賞」を受賞しています。
箱の裏側には楽しい商品説明がいっぱいです。スケールスピードは時速500kmに到達するとのことです。
商品名は「超電導」と書かれていますが、このレールトイが超電導で動作しているわけではなく、「超電導リニアL0系」のレールという意味で、使われている磁石は普通の電磁磁石と永久磁石です。
また、初回特典と思われる「リニアライナーマガジン」も付いていました。
パッケージの中には発泡スチロールのブロックが2つ入っています。並べて撮影してみました。
ちょっとデフォルメ感はありますが、L0系をモチーフにした車両とご対面です。単体で見るとちょっとデフォルメしすぎ~と思ったりしますが、実際にレールの上に乗せると結構かっこよくなります。
車両側面にはガイド用の小さなローラーが付いています。カーブレールを回る時に車体とレール壁間の摩擦抵抗を減らすためのものと思われます。
磁気浮上ですが車両底面にまったく車輪が無いわけではなく、側面と同様、底面にも小さなローラーが付いています。恐らく、カーブレールを走行するときに遠心力で車体が傾くため、その対策として付けられているのではないかと思います。
車体は実際に浮上しています。子供たちが組み立てている横で撮影しようとしたのですが、なかなかいいアングルで撮影できなかったので、ちょっと借りて撮影しました。
小さなローラーもレールから離れて浮上しているのがわかります。
うれしい電源アダプタ付き
車両にバッテリーが搭載されており、コントロールステーションで充電するようになっています。単3電池が10本必要とのことですが…うぅぅ、10本もですか~??と思ったら、ちゃんと電源が付いていました。助かります。
なんかどう見てもUSB-ACアダプタです。電源仕様も5V-1Aということで、とてもUSB感が出ています。
また、コネクタにもしっかりとUSBロゴが刻印されています。
コントロールステーションの後ろにプラグを指すところがあります。この電源は、コントロールステーションそのものの駆動と、リニアライナー車両への充電に使うだけのようで、そんなに電源容量はいらないようです。もしかしたら普通のUSB-ACアダプタでも動作するかもしれません。
フル充電には時間がかかりそうなので、レールを組み立てる前に車両の充電を開始することにしました。充電状態はコントロールステーションに表示されます。20%…だいたいこの手のバッテリーは半分ぐらい充電された状態で売られていることが多いので、かなりの期間、倉庫で放置されていたのかもしれません。
充電中は、音声でメンテナンス中のアナウンスが流れ、充電量の表示がアップしていくとともに気分も一緒に盛り上がってきます。
充電している間にレールを組み立ててみます。レールそのものは磁石が底面に貼ってあるだけで、側面にはありません。テープ状の磁石が浮上用、丸い方が推進用磁石とのことです。
というわけで完成です。あ、コントロールステーションの向きがパッケージ写真と逆…。サイズは2m x 1m弱になります。うぅ、全体写真、SiSO-Jr.達が写っている写真しか撮影していないことに気が付き…コントロールステーション付近の写真にします。
リニアライナーの発進と停止
充電が完了し、コントロールステーションの表示が100%になりました。表示が大きく、さすが高額玩具という感じがします。。
それでは車両本体のメインスイッチをオンにします。取扱説明書に「メインスイッチ」と書いてあったのでそう記述しましたが、車両の方は他にスイッチはありません。
いよいよ初走行です。コントロールステーションの中央にある発進・停車用レバーをガチャっと左側にスライド、リニアライナーが勢いよく発進しました!
おお、どんどんスピードが上がっていきます。コントロールステーションを通過するたびに「時速300km到達」とかアナウンスが流れてきます。
グルグルっと周回させていたら、最高600km/hまで行きました。リニアライナーは実車の約「1/90」サイズとのことなので、600km/hということは約6.7km/hという事になります。人間で言えば早歩きぐらいですが、プラレールクラスでこのスピードはすごい迫力です。
停車はコントロールステーションでガチャン!とロックして停車、600km/hからいきなり0km/hになるという、ちょっと乱暴な停車方法です。
購入するまでどんなふうに制御しているのか、全然調べてなかったのですが、タカラトミーの公式サイトにも原理や開発中の話が紹介されており、だいたいわかってきたので、次回、ちょっと簡単に紹介します。
今日の一言二言三言
- リニアライナーの停車方法は物理的に捕まえること。
- 進行方向を変えたければ車両の向きを変えること。
- 速度調整とかはできない模様。
よくぞ玩具としてリニアモーターカーを作ったものだ、と感心してしまいます。でも、3万5千円で欲しいか?と言われると、うーん、と思ってしまうところがあります。
また、速度調整できないのは普通のプラレールと同じですが(IRコントロールユニットなどはありますけど)、立派なコントロールステーションと3万5千円という値段設定を考えたら、もうちょっとなんかないかな、と思ってしまいます。
1万円なら、「うむ、玩具の技術進歩に付き合っている」という感覚で買えるぐらいの玩具と感じました。
さ、さんみゃんごしぇん
安売りのJCJCが2セット買えますなぁ
25,000円の値引きが安いとみるか10,000円のお買い物が高いとみるかは あなた次第です(むしろ奥さん次第?)