ミニ四駆シャーシの歪み取り方法、熱湯でリラックスしてドライヤーで仕上げてバッチリ!ってお風呂かいな?
もう一台フェスタジョーヌを購入してみたらシャーシの歪みが結構ひどく、修正する方法を調査して自分でもあれこれ試してみました。結論はタイトル通り、熱湯につけたあとドライヤーで仕上げるという、まるでお風呂のような方法になりました。
お湯につけるとシャーシの歪みが直ることについて考察(的妄想)
先日購入したミニ四駆・フェスタジョーヌ、MAシャーシの歪みがかなりひどく、これもまた1つの試行錯誤チャンスということでシャーシの歪み取りに挑戦中です。
湯沸しポットから入れたお湯に漬け込んでみたところ、30%程度歪みが取れました。今回は引き続き、さらにしっかり歪みが取れるところまでがんばってみようと思います。
ミニ四駆のシャーシって何でできているんでしょう?ABSかな?熱湯に入れるとシャーシのゆがみが直るという話をよく聞きます。熱いお湯に浸けて放置するだけです。どういう原理で治るんでしょう???
まず歪みの発生ですが、想像では、歪みは成型時に発生するのではなく、成形後の冷却で発生するのではないかと。金型の精度も関係ありそうですが、金型の厚みや熱し方等によって成形中の樹脂部品の持つ熱のバラつきができます。
さらに想像すると、温度が下がっていきながら若干収縮するのですが、先ほどの熱のバラつきにより速く冷める部分とそうでない部分ができます。そうすると、一見、どの部分も同じように固体化していのですが、引っ張られている部分や押されている部分ができてしまいます。
この状態がシャーシの歪みではないかと考えています。
これを再びほどほどに熱くすることで柔らかくし、ひずんで無理な力がかかっている状態をリセットしてやるのではないのでしょうか?
それではミニ四駆シャーシを熱湯ドブ浸け1時間
先日は湯沸しポットからお湯を注いだため、お湯の温度は恐らく90℃ぐらいになっていたと思われます。そんなわけで、今回はチンチンに沸騰したお湯を入れてみることにします。SiSOはアウトドア好きなので、SiSO-LABにはこんな装備もあります。
それではドボンと。このケースはポリプロピレン製で耐熱温度120℃ですが、なんとなく柔らかくなってしまっている気がします。同じくミニ四駆のシャーシも少し柔らかくなり、お湯の中でぷかぷかしながら凝った部分がほぐされているかもしれません。
1時間経過後…おお、だいぶ歪みが直っています。修正率80%ってところでしょうか?フロントの車軸受け部分にご注目ください。まずは指で押さえて設置させた状態です。
そして指を離したところです。
先日、湯沸しポットから入れたお湯よりかなり修正されています。びっくりですね~。沸騰してしっかり熱くなったお湯に浸けるのがポイントのようです。
仕上げはドライヤーで暖めながらプラスαの捻りを追加
もう少し歪みが取れるといいのですが、かといって手で無理やり修正しても数時間もすれば戻ってしまいます。それでこの記事公開が遅れました…。ちょっと余分にひねっておいたらいいんじゃないの?と思ってやってみたら、翌朝、戻っていたという…。
しかし熱を加えながら逆向きにプラスαの歪みを与えて冷却すれば、もしかしたら良い結果が得られるかもしれません。
大きな修正をすると別の歪みを作ってしまいそうですが、温泉治療でここまで歪みを修正できていれば修正量も小さいので、良い結果が出るのは無いかと期待します。
さてどうやろう?修正作業を熱湯の中で作業できればいいのですが、そうもいかないのでドライヤーで暖めながら歪み修正を加えてみることにします。
ドライヤーはどこのご家庭でもほぼ標準装備かと思いますが、今回は両手を使うためドライヤーを固定して使用する必要があります。足ではさんで支えてもいいのですが、やはり固定できた方がいいでしょう。SiSO-LABは架空の研究所ですが装備はそれなりにあります。というわけで、イージーな万力を持ってきました。これならドライヤーを簡単に固定できます。
なんだか即席キャノン砲とかそんな雰囲気に…。
シャーシの裏表をまんべんなく暖めながら、シャーシのねじれを修正する方向に力を加えます。時々ガラス板に乗せて修正具合を確認します。熱いので軍手をして行います。素手で持てるぐらいなら温度が低すぎると思います。
この時、少しだけ歪み修正しすぎてしまった状態にします。これは、加熱によって変形が固定化された部分とそうでない部分があるため、冷却後に時間経過によって少し戻ってしまう分を見越しての修正です。
というわけでシャーシの歪み修正、完了です。2日放置してみましたが、大丈夫でした。
正直なところ、逆に他の部分がゆがんでいるのではないかと不安があったりなかったりですが、まあ、これで組み立ててみます。
今日の一言二言三言
- シャーシのゆがみは鏡に乗せてチェック。
- ゆがんだシャーシはお風呂でのびのび。
- 仕上げにドライヤーで矯正するが吉。
いや、ホント、温泉療法みたいですね~。熱湯ですがシャーシに使われている樹脂にとっては待ったり気分なのかも。簡単なので、組み立てる前に一度チェックしてみてください。あ、熱湯によるやけどには十分ご注意ください。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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