MSシャーシの車軸を520ボールベアリング化。スピードチェッカーで丸穴ボールベアリングと性能比較検証。

   2017/08/11

TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング性能比較。

MSシャーシのミニ四駆は、15411 N-04・T-04強化ユニットを使うことで車軸受け部分を520ボールベアリングに変更することができます。スピードチェッカーを使い、丸穴ボールベアリングとの性能比較をしてみました。

MSシャーシ車軸受けの520ボールベアリング化

MSシャーシ用のグレードアップパーツ 15411 N-04・T-04強化ユニットには、3種類の軸受け部パーツが入っています。そのうちの5mm径軸受け用パーツを使うことで、AO.1017 520 ボールベアリングを車軸受けに使うことができます。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング性能比較。

特に修正することも無く、そのまま520ボールベアリングをセットすることができます。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング性能比較。15411 N-04・T-04強化ユニット。

N-04・T-04強化ユニット+520はちょっと幅が広い?

で、ホイールを取り付けてみると…あれ?ホイールの周りが渋いです。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。

うーん、よく見てみるとホイールと520ボールベアリングの間に隙間がまったくありません。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。

ミニ四駆を横向きに傾けた状態の写真です。普通ならここでシャフトがチラっと見えるはずなのですが、まったく見えません。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。

フロントだけかな?と思ってリヤも組んでみたところ、リヤも同じく、ホイールと520ボールベアリングの間に隙間ができず、スムーズに回りませんでした。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。

というわけで、ちょっとだけホイールの差込量を減らしました。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。調整。

前後ともホイールの差込量を調整することで、無事、スムーズに回るようになりました。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520+N-04・T-04強化ユニット、ちょっとホイールがきつい。調整。

520ボールベアリングと丸穴ボールベアリングの比較

というわけで、いつもの安定化電源と、スピードチェッカーを使ってスピード比較をしてみます。モーターはアトミックチューンモーターPROです。ピニオンギヤは紫プラスチックに変更しており、ギヤ比は4:1です。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

また、タイムアタックは100mで5回行い、最大最小を外した3つの結果の平均としています。

520ボールベアリングでスピードチェッカー

まずは軽くお手並み拝見、ということで、最高速度チェックをして見ます。スピードチェッカーの最高速度表示、できれば小数点2桁ぐらいは表示して欲しいですよね。27km/hでした。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

続いて、100mのタイムアタックです。スピードチェッカーのデフォルトは300mですが、計測がかかりますし、あんまり長い距離の計測になるとミニ四駆もヘタってきてしまうので、100にしています。

こちらは小数点2桁の秒数まで表示できますけど、なんとなくは、0.01秒単位ではないような気がしています。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

それでは第1回目の計測です。13.40秒でした。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

続いて第2回目、13.34秒でした。
TOYz BAR☆ミニ四駆 520ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

  • 520ボールベアリング
  • 最高速度:27km/h
  • 100mタイム:13.29秒
  • 測定データ:13.40秒、13.34秒、13.21秒、13.25秒13.28秒

丸穴ボールベアリングでスピードチェッカー

続いて、車軸受けを丸穴ボールベアリングに変更して計測してみます。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

N-04・T-04ユニットをノーマルのMSシャーシ用ユニット(N-02・T-01)に取り替えます。MSシャーシでこういうところをいじるのって、とても楽しいです。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

こちらは520ボールベアリング+T-04・N-04ユニットと違い、ホイールをしっかりシャフトに差し込んでもスムーズに回ります。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

それでは軽く最高速度チェックから行ってみます。まあ、特に変わらず27km/hです。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

続いて100mタイムアタックです。まずはタイムアタック距離を100mにセットします。スピードチェッカー、電源を切ってもこれを覚えておいてくれるといいですよね。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

ギュギューンっと100m走、13.62秒でした。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

続いて第2回目です。こちらはあまりタイム上がらずの13.65秒。
TOYz BAR☆ミニ四駆 丸穴ボールベアリング、スピードチェッカーで計測。

  • 520ボールベアリング
  • 最高速度:27km/h
  • 100mタイム:13.60秒
  • 測定データ:13.62秒、13.65秒、13.59秒、13.37秒、13.59秒

 

今日の一言二言三言

 

  • 520ボールベアリング100mタイム…13.29秒
  • 丸穴ボールベアリング100mタイム…13.60秒
  • 520ボールベアリングの方が2.3%ほど速い!

 

結果としては520ボールベアリングの方が速いということになりましたが、丸穴ボールベアリングもなかなか速いように思います。リテーナ(ボールの位置を内部で固定し、ボール同士がこすれあわないようにする部品)が無くても、ミニ四駆ぐらいの負荷だったら結構な性能がでるのかな?

それより、シャーシ幅(というか、左右のベアリング端間の距離)が気になるので、次の記事で測定してみたいと思います。

 

ミニ四駆カテゴリのタグ解説

子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
  • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
  • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
  • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
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