ミニ四駆のホイールがブレないよう、シャフトを差し込む方法。ある意味、まっすぐかな。
ミニ四駆のホイールがブレずにビシっと回ると気持ちいいですよね!でも、ホイールもシャフトもほんの少しゆがんでいます。選定して良い部品だけ使うのは懐が痛いので、付属のホイールとシャフトでなるべくぶれないように取り付ける方法を紹介します。
ホイールがブレずにビシっと回ると気持ちいいし、きっと速い!
ホイールがブレなければ変な振動が起きないので安定性アップ(たぶん)
パワーのあるモーターを入れるとより顕著になりますが、ホイールにブレがあると車体が振動してしまい、挙動不審なミニ四駆になってしまいます。ホイールが傾いていることで、回転するたびに上下運動したり、左右方向に摩擦差が生じたりすることで、走行が不安定になると考えています。
シャフトもホイールも少しはゆがんでる前提で
ゆがんでいない部品を選別して使う手もありますが、ホイールはシャーシと比較してもやわらかい樹脂でできた成型部品なので、冷却時にどうしても少しゆがみができます(縮小率が大きいため)。
ホイールが固かったらコースアウトしてすぐに割れちゃうかもしれませんよね。シャフトだってほんの少しだけゆがんでいます。
そんなわけで、まあ、これは多少はゆがんでいるもの、と考えて、一番ブレの少ない状態になるよう取り付けるのがよいかと思います。
ミニ四駆のシャフトは六角形なので、それぞれの面でのアタリを数回試せば、かなりブレのない、いい組合せを見つけることができます。
それではビシっとホイールをブレないように取り付けるよ
みなさんは最初のホイールをシャフトに差し込むとき、あ、つまり、まだホイールが1つも付いていない状態でシャフトをホイールに差し込むとき、どのようにやっていますか?
ネットでよく見かけるのがハンマーで叩き込む方法ですが、ちょっと強すぎな気がします。いやいや、力加減の問題ですが。でも、子どもでは、これはこれでまっすぐに入れるのが難しそうです。
シャフトは六角形に、ホイールには六角の穴になっている
まずは指で易しくシャフトをホイールに差し込みます。ミニ四駆のシャフトとホイールの穴は六角形になっているので、これをしっかりあわせて差し込むことが大事です。
いきなりガツンと差し込んで六角形状に逆らってしまうと、穴が広がってしまったり、強い力で押し込むことになり、ホイールやシャフトをゆがめてしまう可能性があります。まずは指で感触を探りながら少し差し込みます。
はい、できました。
ホイールを使ってホイールをシャフトに差し込むと楽チン
シャフトを最初のホイールに差す場合、指でシャフトをつまんで押し込むには力が入れづらく、指でシャフトの端を押して差すには指が痛くて大変です。
最近編み出した技ですが、もう1つのホイールの外側を使って差し込んでいます。ほとんどのミニ四駆のホイールって、なぜか外側の中央部分にへこみがあります。不思議ですよね。サンダーショットMk.ⅡRSに付属していたホイールなんて、もう、ホイール差し込み工具と言っていいほどピッタリ感があります。
ネオファルコンのホイールにも、ちょっと穴は大きいですが同じくヘコミがあります。このヘコミを使うと、子どもでもうまくシャフトを差し込むことができそうです。
先ほど差し込んだホイールとシャフトを立ててジワジワっと押し込みます。おっと、この段階では、
本来差し込む量の半分ぐらい
で大丈夫です。
このやり方だと、子ども達でもホイールへのシャフト挿入ができそうなので、今度チャレンジしてみてもらおうかと思っています。
ブレていたら60度ずつ差し込み位置をずらしてみよう
ここから何度もシャフトをホイールから抜き差ししますので、ホイールの穴の中にグリスが付かないよう、
グリスが付いていない状態
で調整を行います。では、シャーシに取り付けて指でビューンと回してみてください。
軸受けがハトメだとちょっと遊びが大きく、強く指ではじくと何がブレているのかわからなくなってしまうので、ややソフトに回してやるのがよいかと思います。
もしここでブレが出ていたらシャフトからホイールを抜き、ホイールを60度ずらして(六角の一面分ずらす)取り付けます。今度は指で押し込んでも入ると思います。良くも悪くも穴が少し広がっているはずです。
これを3回ぐらい繰り返せば、かなりビシっとブレなく回る位置を見つけることができると思います。
ホイールを押し込むときはホイール中心付近に力を入れよう
反対側も同じように半分ぐらいまでホイールを差し込んで回転させ、ブレがもっとも少ない取り付け位置を探します。反対側のホイールを差し込むときに力が要る場合は、なるべくホイールがゆがまないように、ホイール中心付近に力を入れるようにします。
差し込む量はこれぐらいでもゆがみ傾向はわかりますので、抜きやすさと穴がなるべく広がらないことを考慮して、いつもこれぐらいで調整しています。
再びビューン!と回します。
もう一声かな。ホイールの差込量が半分ぐらいなら、指でシャフトを押さえながらホイールを引っ張れば抜くことができます。
さらに…ネオファルコンは再整備中の中古ホイールなので割りと簡単にホイールの抜き差しができます。ノーマルモーターの速度域なら問題にならないと思いますが、パワーのあるモーターを入れる時は、走行中に抜けないよう一工夫必要そうです。
うん、これぐらいでいい感じじゃないかな?
ホイール位置が決まったらシャフトのグリスをふき取って組み付け
ホイールの位置が決まったらシャフトとホイールにマーキングし、シャーシから抜いて軸受けをグリスアップします。マーキングの写真を撮り忘れたので後で掲載します。
最後に組み付けて…おっと、シャフトを通したらグリスが先端についてしまいますので、これを綺麗に拭き取ることをお忘れなく。拭き取らないとホイールがシャフトから抜けやすくなってしまいます。
反対側のホイールも取り付けて完了です。油性ペンでマーキングしてるのが見えますか?これをやっておけば、次に組みなおす時に再調整しなくて済むので時間も短縮できますし、抜き差し回数が少なくなる分、ホイールの抜けにくい状態をより長く維持できます。
なんか、ずいぶんと長い記事になっちゃいましたが…これでビシっとブレずに回ってくれますよ。完璧とはいきませんが、かなりきれいに回ってくれますのでお試しあれ。
今日の一言二言三言
- ホイールを差し込むときはホイールが使えるよ。
- 調整時、ホイールは半分ぐらい差し込めばブレは見えるよ。
- ハトメ軸受けは遊びが大きいので、ホイールを指で回す時はソフトが吉。
完璧を目指すって訳にはいきませんが、たまたま購入したミニ四駆キットも何かの縁があってのこと、大事にして目一杯のパフォーマンスを発揮させてあげたいものです。
でも、ホイールのブレって一般的には悪い方に捉えられていますが、例えば、四輪とも同じタイミングで同じ方向にブレさせると、何か新次元の走りとかあったりしないんでしょうかね?もうちょっと余裕ができたらやってみようかな?
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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