ミニ四駆のブレーキ、フロント下に高さ調整可能なブレーキをジョーダンブレーキ風に取り付けてみる。
ガツンと短時間効力を発するブレーキがいいかな?と思って、MSシャーシのフロントバンパーの下あたりにブレーキを取り付けてみました。高さ調整の仕組みを入れてみたのですが、うーん、中径ホイールでは目いっぱい上にした状態しか使えないような…。
調整可能なフロントブレーキを考えてみる
最近知ったミニ四駆のブレーキタイプに、「ジョーダンブレーキ」と言うのがありますが、摩擦係数の高いブレーキ素材(タイヤを加工したものなど)を、フロントに配置して「ギュッ!」と効かせるのをジョーダンブレーキと言うそうです。
バスケットボールで、ほら、バスケシューズがキュッキュッと鳴りながら、選手たちがすごい勢いで方向を変えたり止まったりしますが、あれに由来しているようです。で、さらに進化系?で、「レーンチェンジのスロープではブレーキが効くけど、バンクのスロープでは効かない」という絶妙な位置に取り付けるそうです。
ブレーキは、ガツンっと一瞬効くようなものがいいかな?と思っていたので、簡単な作り方が無いかあれこれ考えていたのですが、なかなかいい取り付け場所が見つかりません。
結局、ジョーダンブレーキとして効果があるか微妙ですが、MSシャーシのフロントバンパー下にFRPマルチ補強プレートと、15385 ボールスタビキャップ等に付属しているゴムチューブを使って取り付けてみました。…が、ジョーダンブレーキ以前に、最低地上高1mmを軽く切ってしまう結果に。
この、ボヨンとなっているゴムチューブの輪っかをなんとかしてやればいのですが、今後のメンテナンス性も考慮して、まずは素直にブレーキスポンジを貼ってみることにしました。
ブレーキは、なるべく短い時間でガツンと効く方がいいかな?と思い、15441 ブレーキスポンジセットから、一番摩擦係数の高い、グレーのスポンジを使うことにしました。
15441 ブレーキスポンジセットは、3種類のブレーキスポンジとFRPマルチ補強プレートが入っていますが、ばら売りしてくれないかな?なんてちょっと思います。だって、ミニ四駆用グレードアップパーツとしては、結構なお値段の部類になりますので。その割に全部使わないと言いますか…。
ブレーキスポンジをうまく切る方法はカッターで押し切るのが吉?
それではグレーのブレーキスポンジをカッターで切っていきます。切り方はカッターの刃を引いて切るよりも、刃をスポンジに押し込むようにして、押し切る方がきれいに切れるようです。
FRPマルチ補強プレートに貼ります。貼る前に、FRPマルチ補強プレートの方は汚れをきれいに拭きとってあります。今回はパーツクリーナーを使って拭き取りました。汚れや油っけが残っていると両面テープがはがれやすくなります。
後は長さを切りそろえます。カッターで押し切るように切ったので、切り口もきれいです。
両側にブレーキスポンジ貼り付け完了です。
後は、重しがわりのパーツケースを乗せて24時間放置です。両面テープの接着力がグッと向上します。
このFRPマルチ補強プレートは、皿ビス用にザグリ穴加工がしてありますので、皿ビスを入れるとFRPマルチ補強プレートと面一になるようになっています。これならコースを傷つけることもないでしょう。
で、これをフロントバンパーの下に取り付けます。他にうまく取り付けられる場所がないか考えてみたのですが、FRPマルチ補強プレートに追加の穴あけ加工無しで取り付けようと思うと、ここしかありませんでした。もうちょっと後ろが理想的です。
ブレーキスポンジの高さ調整がビスの回し具合で調整できるようにしてありますが、車高が低すぎてほとんど意味がありませんでした。心の予定では、ビスを回すことでブレーキスポンジをさらに低い位置に移動、フロントバンパーとFRPマルチ補強プレートの間に入れてあるナットで固定、と目論んでいました。
でも、実際にはブレーキスポンジを一番上にした状態で、レーンチェンジのスロープを登らせてみると、このあたりでブレーキスポンジがコースに触れ始めます。
そして、ブレーキスポンジがコースから離れるのがこのあたり。
妄想では、ブレーキ量ゼロから調整できるように、だったのですが…まあ、まずはこれで行ってみることにします。
今日の一言二言三言
- 両面テープを貼る前に掃除が大事。
接着もそうですが、両面テープを貼る前に、材料の表面をきれいにしておくことで固定力がグッとアップします。特に、樹脂部品ってうっすらと油分が表面に残っていることが多いため、これをきれいに除去することが大事です。パーツクリーナーなどで脱脂してしまうのが一番ですが、布できれいに拭くだけでも効果があります。
フロントブレーキの高さ調整は、スロープコースが家にないのでお店のコースへ走らせに行ったときに調整しようと思います。もし、もっと上にあげなくちゃいけなくなったら、ナットはあきらめてワッシャで調整しようかな。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
fm-aシャーシ標準搭載のスキッドバーっぽい