ミニ四駆のFRPステーやプレートを切る方法。カッターのこIIとニッパーを比較。
FRPステーって、そのまま使えれば一番うれしいですが、ちょっとわがままな?構造にしようと思うと、どうしてもカットする必要がでてきますよね。カッターのこIIでのんびり切るのと、ニッパーでブチンと切る方法を比較してみました。
まずはカッターのこIIでFRPプレートをカットしてみるよ
今日はFRPプレートを加工します。注意点ですが、FRPはガラス繊維と樹脂でできており、削った粉にもガラス繊維が入ってます。そのため、汚れた手で目をこすったりしないようにしてください。
また、ニッパーによるFRPステーカット時には、切れ端が飛んだりすることもありますので、要注意です(保護メガネとかがベストです)。
さてさて、カッターのこIIはFRPカットには不向きと言う話もあるそうです。FRPはガラス繊維と樹脂で構成されているので、もしかしたらガラス繊維で刃がなまるのかもしれませんね。 まあものは試しと言うことで一発切ってみることにします。
切り始めはのこ刃を少しずつ押すのがコツかな
とりあえず別のFRPマルチ補強プレートを直角に取り付けて、目標となる線をけがくことにします。
取り付けたFRPマルチ補強プレートに沿ってカッターナイフで線を入れました。
さて、カッターのこIIで切り始めるわけですが、なかなか刃が入りません。そんなわけで、刃がたわまない程度に押す方向に動かすことを10回ぐらいかな、ようやくのこ刃を前後に動かせるようになりました。
のこ刃は引く方で切れますが、のこ刃が材料にうまく食いついていない状態で引っ張っても切れません。そんなわけで、最初はジワジワっと行く必要があります。
後はのこ刃が曲がらないように気を付けながらシャコシャコと切っていきます。
さすがカッターのこII、切れ口もきれい
それほど時間がかかることもなくカットすることができました。ちょっとヒゲが残ってしまいましたがきれいなものです。
切り口もとてもきれいです。けがいた線に沿ってうまく切れるのであれば、ヤスリがけはほとんどいらないレベルです。
今回、仕上げにヤスリをかけるので寸法に余裕を持って切りましたが、当て板などをして精度よく切ることができるのであれば、いきなりギリギリを切っちゃっても大丈夫そうです。
ニッパーでFRPステーを切るのは簡単!だけど割れそう
もう1つ同じパーツを作る必要があったので、今度はニッパーで切ってみました。このニッパーはなんだっけ?たぶん100均のものではなかった気がします。
ニッパーは刃の向きに気を付けて。少しずつが吉かな?
ニッパーでいきなり思い切りよく切ると、変なところまで割れてしまいそうで怖かったので、ちょっとずつ傷を深くしていくような感じで切っていきます。まずはカミッ。
切り込みがちょっと入りました。
続いて反対向きからカミッっとします。この時、ニッパーの向きに注意します。ニッパーは構造上、きれいに切れる向きがあります。使いたい部品側にニッパー刃の平らっぽい方が向くようにしています。
と、何度か繰り返していたら、ちょっとクニっという感触が来ましたよ!
最後は「パクッ」という心地よい感触とともに部品が切れました。
ニッパーで切った方が切り口は荒れるね
気になる切り口ですが、こちらは使用する側の部品の方、ニッパーの刃が平らに近い面を向けてカットした方です。
そしてこちら側はニッパー刃の内側を向いていたほうです。ちょっと斜めにつぶれるように切れていることがわかります。
切り口はヤスリでなめらか仕上げにして完了
今回、2つの同じ部品を作る必要があったので、ヤスリがけは2つ同時にやります。そうすれば2つの部品が同じ大きさになるので、多少寸法に難があっても見た目は良好です。というわけで、ビスとナットで連結しました。
後はジワジワとヤスリをかけていきます。まあ、のんびり、こまめに削れ具合を確認しながら削れば失敗は無いと思います。
ふむ、こんなもんかな?
FRPは硬いので角があると触っているうちにけがをしてしまうかもしれません。そのため、仕上げに角を落とします。FRPにはガラス繊維が入っているので、ガラス繊維になるべく負担がかからないよう、下の写真で言えば下から上にヤスリを動かして角を削っていきます。
ふむふむ、いい感じにできあがりました。この後、削った粉を除去するために水洗いするのが望ましいそうです。FRPの粉はちょっと危険ですから…まあきれいにふき取るぐらいでもいいかな。
FRPを削った粉がヤスリに残っていると思いますので、ちゃんとブラシで落としておきました。
また、削ったFRPは接着の時に役立つらしいので、しばらくはためておくことにします。まだわずかな量ですが、これから増えていくでしょう。
というわけでMSシャーシに取り付けてみました。これにさらにもう1枚、 ARシャーシ FRPフロントワイドステーをカットしたものを取り付けて、フロントステーのベースとなります。
今日の一言二言三言
- カッターのこIIでもFRPステーはカット可能。
- 深夜の作業で音を気にするならニッパーでカットする方が静か。
- ニッパーよりカッターのこIIでカットする方が使えるFRPステーが多い。
カミッ、カミッ、ポクッとニッパーでカットした方が、カッターのこIIでカットするよりも静かでした。その後のヤスリがけは同じですが、ヤスリがけと比較してもカッターのこIIの方はちょっと音が大きいかな。
カッターのこIIでFRPを切る場合、普通ののこぎり同様、ちょっと切り始めが難しいですが、無駄が少なく、狙ったところをカットできます。「切った両端を残しておきたいな」という貧乏性なSiSOには向いているような気がします。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
frpがfprになってます