無改造どノーマルミニ四駆研究。やっぱりシャーシのゆがみはちゃんと修正してみたりとか。サンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル
白いMAシャーシが特徴のサンダーショットMk.Ⅱレッドスペシャル、無改造どノーマルミニ四駆を速くする実験の最終比較相手ということで、なんだかんだといって丁寧に組み立ててしまいました。
ノーマルモーターを慣らして無負荷回転数20,000rpm弱!
21世紀のミニ四駆を堪能するため、速い無改造どノーマルミニ四駆を作ってみよう!と思って、ちょうどいいタイミングで売っていたアバンテMk.Ⅲジャパンカップ2015リミテッド、あれこれ研究して作ってみたらなかなかいい感じで走ってくれています。これまでの本プロジェクトに関する記事は、以下のタグで表示することができます。まったり実験しながら楽しんでいます。
- 調律ミニ四駆
手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
ノーマルモーターでは中径ホイールのスーパーハードタイヤが一番いいんじゃないの?と思ってアバンテを購入したのですが、サンダーショットは、大径ホイールと中径ホイール、どちらを採用しているキットが速いか比較するために購入しました。
組み立て方法そのものは、簡単にどうやって速い無改造どノーマルミニ四駆を作るか?という研究成果を反映して行っています。
前回、まずはノーマルモーターをいきなり最速!にするため、9V電池を使ったブレークインを行い、無負荷回転数20,000rpm近くまで上げることができました。今日はどんどん組み立てて行きます。
100均グッズでミニ四駆ノーマルモーターを高電圧ブレークイン、10分で慣らし完了。目指せ20,000rpm! 2016/06/08 |
まずはお湯でシャーシの歪み取り
サンダーショットのシャーシは白いMAシャーシです。白って、良くも悪くも汚れが目立つので、いろいろとわかりやすいです。後ほど紹介しますが今回もちょっと発見がありました。
かなりゆがみは少なめですが、リア左側が少し上がっていたため、温泉療法(チンチンのお湯でやる必要があります)で修正しました。
ふむふむ、バッチリです。
温泉療法については以下の記事に詳しく書いています。なるべくチンチンのお湯でやったほうがいい感じで修正できました。今回はドライヤーを使わなくても、シャーシの歪をほぼほぼ修正することができました。
ミニ四駆シャーシの歪み取り方法、熱湯でリラックスしてドライヤーで仕上げてバッチリ!ってお風呂かいな? 2016/05/15 |
ニッパで切り離すときは2度切りがいい感じ
ミニ四駆の部品はランナーに全部くっついており、ニッパで切り離す必要があります。ギリギリにニッパを当てて切ると部品をえぐってしまうことがあったので、ちょっとネットで調べてみました。どうやら「2度切り」…ゲートを多めに残して切り、ランナーから切り離した後にもう一度切るのが良いようです。
というわけでプチっ。
こんな感じかな?
MAシャーシのブレークインはいつもの全方位ブレークイン
実験結果(スピードチェッカーにて)だと、ブレークインをしてもしなくても変わらないのですが、実走行での評価はまだなのでいつもどおりにやってみます。
ホイールシャフト軸受けから慣らし
まずは軸受け、わずかなこだわりで軸受けのへこみがある方を内側にします。
カウンターギヤ用の樹脂軸受けも、やっぱりへこみがある方を内側にするのはわずかなこだわりです。
グリスは使わずにギヤなどをいったん組み付けます。まずは車軸からということで、ダラっとホイールを取り付けて軽くまわします。
ミニ四駆は走行中いろいろな方向に力がかかりますし、そもそも、ホイールシャフトが当たる軸受け面は上側です。ということでいつもの全方位ブレークインです。ひっくり返したり傾けたりして軸受けの内側全体にシャフトが当たるよう…効果があるのかはよくわからないですが、気持ちです。
それから軸受けを一応掃除します。
そしてシャフトの掃除…汚れは見えませんけど、気持ちです。
むんぎゅぅぅぅっとグリスを握ってチョビっとグリスを爪楊枝で取ります。
これを軸受けの中に塗ります。
ホイールがブレないようにシャフトに差し込む方法
今度はホイールをシャフトにしっかりと差し込み、シャーシに取り付けます。軸受けを通ったシャフトにはグリスが付いてしまっているので、ホイールが抜けにくくなるようしっかりとふき取ります。
経験上、ホイールは軽く挿してもブレずに回る位置を見つけることができるので、最後まで差し込まずに軽く差し込んでみて回し、ダメならずらして挿しなおし、よかったら深く差し込むぐらいでよいです。こんなもんでどうでしょう?
きれいに回ってくれると、とても気持ちがいいですね!
ギヤの慣らしも引き続き。白シャーシってわかりやすよ
それではホイールの位置決めも完了したところでギヤのほう、引き続きブレークインします。
ピニオンギヤの位置調整をしていなかったので、ここで調整しました。フロント側(モーターのエンドベル側)をほんの少しだけ深く挿しています。
これについては以下の記事で解説しています。
ミニ四駆のMAシャーシ異音(ギヤ鳴り)の原因…ピニオンギヤの差込深さを疑うと吉。調整方法とか。 2016/05/01 |
再び全方位ブレークインです。
いろいろな向きで。だいたい2分で1周、5回ほど行いました。まあ、一応って感じで。多少は音が変化しているように思います。
ギヤなどを掃除してグリスアップします。カウンターギヤのシャフト、ちょっと輝きのある筋が見えます。カウンターギヤって、どこが回るんだろう?
ほら、カウンターギヤのシャーシ側軸受け部分もかなり汚れているので、恐らくシャフトもブンブン回っていると思われます。
ということでグリスを塗ります。ギヤまわりは多少グリスをつけすぎても回すと飛んでしまうので、だいたいな感じで良いかと。
それではギヤのグリスを飛ばします。
ギューン!
あとはタイヤを取り付けて駆動系は完成です。
スピードチェッカー、ノーマルモーターで最高時速25km/h
新品のアルカリ電池を準備しました。100均の電池ですがなかなか力持ちです。
それではガーゴゴーっとスピードチェッカーに乗せて…お!最高時速25km/hです!
300mタイムアタックは44.87秒でした。
参考用ということで、いつもの安定化電源装置を使って3.0V計測します。最高速度は24km/hです。
300mタイムアタックは44.78秒ということで、アルカリ乾電池計測よりもわずかに速いです。アルカリ乾電池は、300m走るとちょっと体力が続かないのかもかもしれません。
スピードチェッカーでの最高速度が速いからといってコースで速いわけではありませんが、それでもなかなかの仕上がりです。
ここしばらく週末に予定が立て込んでおり、コース計測ができていませんが、そのうちまとめてコース計測大会をやろうと思っています。
今日の一言二言三言
- カウンターギヤ周りはかなり負荷がかかるのかも。
- ここの抵抗抜きとかベアリングは有効かもね。
あきらかにブレークインして変化の合ったところは、カウンターギヤまわりです。シャフトはツルツルになり、軸受け部分は黒い汚れが付いていました。
ちなみに、カウンターギヤはシャフトごと回るのかギヤだけ回るのか?という問題は、試しにギヤカバーを外したまま回転させたらわかりました。後ろのカウンターギヤは吹っ飛んでいてしまいましたが、フロントは回り続けてくれたので観察してみました。
手でまわすとギヤだけ回っていたのですが、モーターで普通にまわすとギヤもシャフトも一緒に回っていました。ここはギヤとしてはピニオンギヤの次に回転速度の速いところなので、ちょっといじると駆動効率が上がる部分かもしれません。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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