ミニ四駆の改造、マズダンパーの可動範囲をちょっと改良。ギヤが抜けちゃうね~。

   2017/04/25

TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

「マスダンパー」ならぬ「マズダンパー」、可動範囲が狭くてあまり効果が無さそうです。そんなわけで可動範囲を広げてみたのですが、今度は離れすぎてギヤが噛まなくなりました。まあ、当たり前ですよね…。

効果があるのかないのか悪いのかマズダンパー

効果の有無はともかくとして、おもしろそうなので「マズダンパー」という機構を研究中です。このミニ四駆を作り始めてだいぶ期間が経っているので、いい加減、これが落ち着いたらいい加減、コースを走らせてみようと思っています。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

マズダンパーは、「まずはマスダンパー的な何かを」をキーワードに、センターシャーシをマスダンパーのオモリとして動作させる機構です…が、可動範囲が3mmしかないので効果があるのかないのかさっぱり。落下試験をしてみてもいまいちピンときません。

というわけで、今回は可動範囲を広くする改造を、簡単な加工でやってみたいと思います。

ミニ四駆用皿ビス頭部の直径は3.8mm

改造してみたマズダンパー機構は、センターシャーシからリヤユニットが抜けないよう6mm径ワッシャを入れてあります。ここをまずは自由に動くようにしようと思います。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

3月に発売された皿ビスセット、頭部直径を測ってみると3.8mmほどです。なのでセンターシャーシから伸びているパイプにねじ込んでも、リヤユニットの上下動作を邪魔し無さそうです。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。皿ビス。

まずはリヤユニットが自由に動くよう、皿ビスに変更しました。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

当たり前ですが、センターシャーシが持ち上がるとリヤユニットはスポンと抜けてしまいます。そんなわけで、適当なところで止まるように、ストッパーを取り付けます。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

リヤユニットの上下可動範囲、ビスとスペーサで調整できるようにしてみる

というわけで、リヤユニットからビスを通し、ワッシャでセンターシャーシが動ける量を制限する機構を実装してみることにしました。

今、改造しているシャーシは軽量MSシャーシです。できれば軽量MSシャーシでも普通のMSシャーシでも同じ改造ができるとうれしいので、まずは見比べてみます。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。軽量MSセンターシャーシとノーマルシャーシ比較。

見比べてみると、リヤユニットの爪が引っかかる当たりの開口部のデザインがかなり異なることがわかりました。ちょっと寸法を測ってみましたが、ちょっと同じ改造は無理そうです。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。軽量MSシャーシとノーマルシャーシ、リヤステー結合部寸法比較。

アルミスペーサで高さ調整する予定なので、こんな感じでセンターシャーシの穴にぴったりと触れてしまうと、上下可動できなくなってしまいます。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

穴はスペーサにドリル刃を通して開ければいいとして、ほんの少しだけシャーシに触れないよう、穴位置をずらしてやる必要があります。そこでマルチテープ(何でもいいですけど)を使います。スペーサにマルチテープを巻いてやれば、その厚みの分、穴の位置がずれるはずです。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。マルチテープ。

横方向の位置ずらしも必要なので、ナットも一緒に巻いてみました。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

これで直径が4.3mm増えたので、これで穴の位置が0.15mmだけシャーシから離れることになります。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

それでは早速!
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

ドリルでグリグリっと慎重に穴をあけていきます。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

うむ、適当&簡単に穴あけした割にはいい感じの場所に穴が開いています。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

大きなドリル刃でバリを取っておきましょう!
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

後は下からビスを通してスペーサで高さ調整をします。まあ初回なので、あまり深いことは考えずにほどほどのところで。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

完成です。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

センターシャーシを持ち上げると、リヤユニットがスルっと…。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

 

落ちません!

 

あれ?アルミスペーサ+αだけ穴位置をずらしたはずなんですが、わずかにセンターシャーシにスペーサが当たっています。しかも両方とも同じように当たっています。不思議…。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

ビス&ナット(スペーサ無し)にするとメンテ性が悪そう

試しにスペーサをやめてリヤユニット内でナットを締めこむ構造にしてみました。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

とてもお手軽ですが、ちょっと高さ調整をしようと思ったら、中のナットまで回ってしまい緩んでしまいました。しかも細いラジペンなどを使わないとナットを押さえることができません。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

あまりにもメンテナンス性が悪いので却下しました。まあいいや、センターシャーシの方を削っちゃうことにします。ほんの少しだけですし。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

これで無事、可動範囲が広くなりました。
TOYz BAR☆ミニ四駆、マズダンパー可動範囲拡張改造。

 

…が。

3.5mmあたりでギヤが外れちゃうんですよね…。瞬間的に外れるだけなら規則上、グレーにOKな気もしますが、ギヤ欠けなどのトラブルが心配です。でも、ほぼほぼ同じ速度で前後のタイヤは回っているはずなので、それほど気にしなくてもいいのかな?

さらに、可動範囲が大きくなるほど結合部分の遊びが増えてガタツキが大きくなるので、それもちょっと心配ではありますね…。ボチボチっとチューン系モーターでコース投入してみようと思います。

 

今日の一言二言三言

 

  • リヤユニットが下方3.5mm移動ででギヤが噛まなくなる。

 

よく考えれば、門井範囲を広げればギヤが噛まなくなることは当たり前ですよね…テヘペロ!というノリは却下として、それよりなにより、なぜか2つともリヤ側に穴がずれたことが不思議だなぁ。何か法則があるのかもですね。  

 

ミニ四駆カテゴリのタグ解説

子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
  • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
  • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
  • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
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