マッハダッシュPROモーターをのんびりブレークイン(ミニ四駆GUP15433)。3.0Vで30,442rpm→31,492rpm 。なんかすっきりしない。
両軸ミニ四駆用モーター、マッハダッシュモーターPROはカーボンブラシを採用しているので、ブレークインは1.5Vでのんびり長時間、ブラシとコミュテータのあたりを取っていく(ブラシ側を削っていく)のが適切のようです。
ブラシが外から見えたらモーターブレークイン具合も確認しやすいのにな
モーターの内部には回転部分にあるコイル(電磁磁石)に電気を供給するために、コミュテーターという回転する接点(整流子)と、そこに電気を供給するためのブラシという部品が入っています。今回購入したマッハダッシュモーターPROは、カーボン製のブラシを採用しています。
ミニ四駆用モーターの場合、ブラシには大きく分けて、金属ブラシとカーボンブラシの2種類があります。
モーターをブレークインする(慣らし回転)目的の1つに、ブラシとコミュテーターの当たり面を削って整えるという目的があります。
カーボンブラシは金属ブラシと違って高電圧をかけても短時間で削れるわけではなく、それより定格オーバーの回転数により、モーターのほかの部分(軸受けなど)が破損していく可能性があるとのこと。そんなわけで金属ブラシは高電圧で短時間がよく、カーボンブラシは低電圧でのんびりやるしかない、ということのようです。
そんなわけで、以前、アトミックチューンモーターPRO(初代はカーボンブラシ)のブレークインを1.5Vでのんびりやってみましたが、今度はハイパーダッシュモーターPROをブレークインしてみました。
マッハダッシュモーターPROブレークイン計画
それでは早速ブレークインをしてみようと思います。プランは以下のようにしました。
- 逆転1.5V 15分
- 正転1.5V 15分
- ちょっと休憩
- 逆転1.5V 15分
- 正転1.5V 15分
- 正転3.0Vで回転数測定
これを数回繰り返してみます。
また、ピニオンギヤはお店でいつもの紫ピニオンギヤが在庫切れだったので「カーボン強化8Tピニオンギヤ」を購入したのですが…。
思うところあって、紫ピニオンギヤに変更することにしました。そんなわけで、家にストックしてあったアストラルスターに入っているピニオンギヤを使うことにしました。
MS&MAシャーシに付属しているピニオンギヤ挿入治具は、既に何個か所有してるので、贅沢に2個使ってピニオンギヤを挿入します。
というわけで、ピニオンギヤ挿入完了です。目に見えるような差はないと思うのですが、この先、実際にミニ四駆に載せて使い始めても、モーターの調子を見るときはピニオンギヤをつけっぱなしで測定するので、最初からピニオンギヤを取り付けてブレークインしています。
モーターのブレークインをするには乾電池を使うのが一番手軽ですが、一応、実験ということで、以前、自作した安定化電源装置を使ってブレークインを行います。いやー、デジタルで数値がパラパラと変わるだけでテンション上がりますね!
マッハダッシュモーターPRO、ブレークインなしで30,442rpm
モーター単体にリード線を取り付けて回すと、動いちゃったりするのでまずはMSシャーシに固定します。
走ってしまわないように、カウンターギヤは抜いてあります。
まずはパッケージから取り出して、すぐに3.0Vで回してみました。
回転数、やっぱりマッハダッシュは違いますね~、音の高さが違います。キーン!とか言って、如何にも回っているぜ!という感じがビシビシしてきます。iPhoneでGrirを使って測定してみたとこr、30,442rpmでした。すごいですね~。
なんか、30,000rpmオーバーとかなると、ほら、1秒間に500回も回っているわけじゃないですか。音が違います。ちょっとビクビクしちゃいますね~。
総計3時間ブレークインしてみたけどあまり変わらず
ということで最初の状態を確認したので、ここから1.5Vでジワジワっとモーターのブレークインをしていきます。個人的趣味になりますが、逆転からやる方が好きです。根拠はありません。「きっとモーターさんは工場で正転してテストされているだろう、だから逆転させてまずは凝りをほぐしてあげよう」ぐらいな、理屈不明な理由です。
ブレークイン第1ターン。29,958rpm…???
それでは1.5V低電圧ブレークイン、スタートです。
で、15分経ったら電池の接続を逆にして再び1.5Vでモーターを回します。
10分ほど休憩です。モーターは「触り続けれるけど結構熱い」ぐらいの温度になってました。
これをもう一度繰り返し、Giriで回転数を測ってみます。逆回転中です。
正回転中です。
というわけで、どの程度回転数が上がってきたか3.0Vで確認してみます…あれ?29,958rpm。下がっちゃいました。
ブレークイン第2ターン。30,200rpm?
再び…まあ、写真的には同じことの繰り返しなので、ちょっと省略します。
それでは2回目の回転数測定です。どうでしょう?
うーむ。今度は29,312rpm…変だな~と思って1分ほど回しっぱなしにして見ていたら30,200rpmまで上がってきました。
ブレークイン第3ターン。31,492rpm?
じゃあってんで、もう1セットです。合計3セット、時間にして約3時間です。
結果、ブレークイン直後は30,846.3rpm。
1分ほど3Vで回し続けたら31,492.3rpmになりました。
もう1セットぐらいブレークインをやってみたいのですが、ちょっと音が大きいので夜間はブレークインできず。出勤前にもう1セットやってみることにします。
しかし、なんと言いますか、う、うぅぅ。カーボンブラシってよくわかりません。プラズマダッシュモーターのようにブラシの状態が見えるといいんですけどね~。そうすれば、コミュテータとブラシの当たり具合を目視できて加減がわかりそうなものですが。
今日の一言二言三言
- プラズマダッシュモーターみたいに、ブラシが外せるとブレークイン結果が確認しやすそう。
モーターのブラシが外せると、簡単にコミュテーターとブラシの接触部分の状態が見ることができるので、「お、きれいに削れているな、ムフフ」とか、「偏ってきたからちょっと逆回転で整えよう」とかできて楽しそうです。
三分割ボディとかよりも、ブラシ部が分割できるモーターが欲しいです。でも、新FMシャーシはちょっと楽しみにしています。
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
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