ミニ四駆のタイムアタックで中古になったアルカリ電池を有効利用。ミニ四駆実験装置の元電源に。
ミニ四駆でタイムアタックをした後のアルカリ電池、どうしていますか?ジャンク箱をあさっていたらちょうどいい電池ケースが出てきたので、ミニ四駆実験用電源の元電源にしてみました。
タイムアタックが終わった後のアルカリ電池
タイムアタックはやっぱりアルカリ電池が速い!(ノーマルモーターはね)
そろそろネオチャンプ(タミヤ純正NiMH充電池)を買おうかと思いつつ、なんだかんだと100均の充電池でテスト、タイムアタックは同じく100均のアルカリ電池だったりしますが、タイムアタックが終わった後のアルカリ電池、使い道に困りますよね。
最高タイムは1回、数回走行させたら速いタイムが出なくなってしまいます。
後は別の使い道を考えるわけですが、シャーシやモーターのブレークイン用としてそんなに必要なわけでもないので、最初はキャンプ用の懐中電灯に割り当てていました。それでも、ランタンや懐中電灯も一杯になってきてしまいまして…。
SiSO-LAB特製ミニ四駆実験用電源装置
SiSO-LAB(架空研究所ですが)では、ミニ四駆の実験をするために安定化電源装置を使っています。まあ、秋月電子通商のキットといくつかの部品を組合せ、それをALINCOのDM-330MVという32A出力のDC電源に接続しているだけです。
いつも新品の乾電池を使って実験すればかなり同じ条件になると思うのですが、ちょっとコストが痛いです。かといって充電池では仕上がり具合にちょっと差が有ります。そんなわけで安定化電源を製作し、安定(ちょっとは動きますけど)して3.0V供給できる環境で実験をしています。
製作に関するリンクは以前の記事にまとめてありますので、もしご興味があればどうぞ。
Giri RPMチェッカー、ミニ四駆のモーター回転数をiPhoneと無料アプリで計測。道具要らずで超便利! 2016/03/31 |
で、元電源に使っているALINCOのDM-330MVというのがなかなかごつくて重い電源でして、ミニ四駆実験用電源 をセッティングするのが億劫になることがあります。これの替わりにもっと軽い電源を接続できたら、もっと出動回数が増やせそうな気がします。
単3電池6本動作のミニ四駆実験用電源装置製作
昔、秋月で売っていた単3用アルミ製電池ケース
ジャンク箱をごそごそやっていたら、昔、二足歩行ロボット開発に使っていたと思われる単3用アルミ製電池ケースを発見しました。
今はもう取り扱いが無いようですが、秋月電子通商で購入したものです。アルミ製の本体で、端子部分が本体と絶縁してあるという変わった構造の電池ケースです。
端子外側部分もかなりゴツイつくりでスチームパンクならぬエレパンクって感じ?です。
この電池ボックスはかなりの電流を流すことができるので購入したのですが、電池を入れると本体の郷土が足らないために反るという、ちょっと使いにくい一面があるジャジャ馬な電池ボックスです。
熱に弱いパーツをハンダ付けするときはヒートクリップで熱遮断
この電源プラグ、樹脂部分が熱に弱くてちょっとジュ~っとハンダ付けをのんびりやっていると溶けてしまいます。溶けると中の金属パーツの位置関係が変わってしまい、電気が通らなくなってしまうのです。
そんな時はヒートクリップという道具を使います。下の写真で説明すると、ヒートクリップ左側の穴に電線をハンダ付けする予定ですが、この時、ハンダ付け作業の熱がプラグ側に行ってしまうと本体が溶けてしまいます。そこでヒートクリップで熱を逃がしてやるのです。
我が家には専用道具がありますが、無ければ大きなクリップなど、適当に熱を逃がすものであれば代用できます。
というわけで、まずは電線の方にハンダメッキ(電線を熱してハンダをしみこませるだけですが)をします。忘れずにプラグカバーと、電線保護用の熱収縮チューブを通しておきます。これを忘れると後で悲惨です。
まあこんなもんでしょう。
一応、電気がちゃんと通るかテスターで確認してみました。大丈夫そうです。
単3電池でも結構ちゃんと電圧出るものだな
単3電池はそんなにたくさん電流を流せるものでもないですし、DC-DCコンバータを通す時にもそれなりにロスがあるので、ちょっと不安あったんですが、すんなり期待通りの動作をしてくれました。
まずは無負荷で電源オン!です。
そして最高電圧チェックです。このDC-DCコンバータは出力電圧+1ボルトは最低必要です。中古とはいえ、タイムアタックでちょっと使っただけの単3電池6本です。9Vは超えていると思いますがどうでしょうか?
ふむふむ、ばっちりです。無負荷ですが8.9V出ています。
それでは実際にミニ四駆を接続して負荷をかけて見ます。まずは軽く1.5Vから。シュィィン!と心地よい音でモーターが回転し始めました。
続いて3V。この電圧が安定して出せれば、まずはミニ四駆実験用電源装置としての使命を果たすことができます。お、バッチリです。
ちょっと怖いですが、4.5Vぐらいならいいでしょう。どうかな?ギューン!っとすごい音です。これも問題なくクリアです。
ということで、タイムアタック後の使い道に困った単3電池は、ミニ四駆実験用電源の電池に使おうと思います。
今日の一言二言三言
- 単3電池でも安定化電源回路はドライブできる。
- ただし取り出せる電流は電池のソレと思われる。
- 何はともあれ中古電池を有効活用。
安定化電源回路(DC-DCコンバータ)って、いつもはスイッチング電源やパワーのあるDC電源をつなげて動かしていたので、単3アルカリ電池でちゃんと動作すると言うのは意外な感じでした。
完全に電池ボックスも内臓している、もっとかっこいいミニ四駆事件用電源も作ってみようかな?タイマーもつけたら、そのまんまモーターブレークイン装置ですよね!
ミニ四駆カテゴリのタグ解説
子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。 タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。 |
この記事へのコメントはこちら