MSシャーシのミニ四駆、リヤユニットを上下可動できるよう簡単に改造はできないかな?(前編)

   2017/03/30

TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。

ミニ四駆への妄想具現化のため、「シャーシのリヤユニットが上下動作するよう加工」する実験をしています。加工の簡単そうなところから試していってみましたが、センターシャーシとリヤユニットの接触面を削らないとダメっぽいです。

MSシャーシの3分割ってロマンがある!

ミニ四駆のシャーシの中でも、フロントユニット、センターシャーシ、リヤユニットの3分割構成シャーシというのは異色で、とても興味深い構造です。皆さん、サスペンション組み込んだりしてますよね~、すごいです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。MSシャーシ3分割。

こんな風にセンターシャーシからフロントユニットとリヤユニットを外すことができます。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットを外したところ。

で、まあSiSOもいろいろ妄想するわけで、その1つがここ、センターシャーシとリヤユニット(フロントユニットでもいいですけど)の接続部分です。これが上下にスライドしたらおもしろいな~、と。で、妄想第二弾「マズダンパー」(「マス」じゃなくて「マズ」…まあ20世紀世代の他愛もない駄洒落と思って頂ければ)の基本構造につながります。

というわけで、ここがスムーズに上下動作するようにあれこれ試行錯誤していました。ちょっと試行錯誤期間が長かったので、2記事に分けてアップします。

固定爪を切っただけではスライドしないリヤユニット

まずはリヤユニットがセンターシャーシにパチン!とはまる爪、これを切らないといけません。実は切ったのはすごく前ですけど…。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットの爪を切断。

ブチっと切ってみました。ああ、もう後戻りできない…と思いつつ、まあ、ダメだったらシャーシ下側からビスを入れれば固定できるので、意を決する度は低めです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットの爪を切断。

これでリヤユニットがセンターシャーにパチンとはまることはなくなりました。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット結合。

どうかな?…う~ん、全然リヤユニットが落ちてくれません。どこかの部分がしっかりはまるように設計されているようです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット結合。

リヤユニット穴上部を少し広げてみる

続いてリヤユニットにある穴の上部を少しだけ広げてみることにしました。理由は、リヤユニット、途中まではスルスルっと入るのですが、最後にキュっと締まる感触があったからです。というわけで6mmのドリルを持ってきました。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。6mmドリル刃。

このドリルの刃先は例によって樹脂加工用ドリルとして調整(トリム)してあります。安い金属加工用刃ドリルを樹脂加工用ドリル刃にちょいちょいっと調整する方法は以下の記事にて紹介しています。

作業時間1分でOK!ミニ四駆を加工するために100均ドリルを樹脂用ドリルに100均道具で改造してみるよ。簡単でおすすめ。

リヤユニットの穴をテーパー状に少しだけ広げてみました。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット。テーパー状に加工。

これでどうだ!
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット。

 

シーン…

 

手でリヤユニットを抜き差ししてみましたが、やっぱりここで止まって…。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットのはまり込み。

もう一声リヤユニットを押し込むとセンターシャーシに固定されます。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットのはまり込み。

まったく変化はありませんでした。この部分はまったく関係なかったようです。これでスルっと動くようになってくれたら話が簡単だったんですけどね~、残念。

21世紀ミニ四駆初心者なので、予想通りにいかないことは多々あります。

リヤユニットのT字部分を広げてみる

リヤユニットとセンターシャーシの噛みあわせ部分をよく観察してみると、4本のパイプ以外にT字状にかみ合っている部分があります。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットT型形状。

ここをよく見ると、左右方向には若干隙間がありますが、前後方向には隙間がありません。切り取っちゃうことも考えましたが、ここを全部取っちゃうと、センターシャーシとリヤユニットを引き離す方向に力がかかった時に、完全にパイプだけで受け止めることなります。

そんなわけでT字の内側をちょっとヤスリで削ってみることにしました。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。100均ヤスリ。

100均で購入した角型のヤスリですが、このヤスリが通るぐらいに広げるとちょうどよさそうです。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットT型部分加工。

ヤスリがけは力を入れすぎないように、また、ヤスリが当たる面にまんべんなく力がかかるように意識しながらのんびりやれば成功率は高くなります。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットT型部分加工。

なかなか角がしっかり出せないな…。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニットT型部分加工。

さらにちょっとダイヤモンドヤスリで調整して…これでどうかな?うーん、変わらない?
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット、上下可動せず。

と思ってちょっといじってみたところ、少しだけですが動くようになった感じがします。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット、上下可動せず。

 

もう1つ、センターシャーシとリヤユニット、縦方向に強く当たっていそうなところはセンターシャーシの電池端子部分がセットされているあたりと思われます。センターシャーシにリヤユニットをはめるとき、キュっという感触がこのあたりから来ているような気がします。
TOYz BAR☆ミニ四駆MSシャーシのリヤユニットが上下可動できるように加工。リヤユニット、上下可動せず。

形状を見ると、センターシャーシ側を削るのは難しそうですが、リヤユニットの方は大きめのヤスリで簡単に削れそうです。ということで、引き続きリヤユニットの方を削ってみようと思います。

 

今日の一言二言三言

 

  • ヤスリがけは削り粉を飛ばさないように注意しよう。

 

困ったことに花粉の季節です。ヤスリがけしている最中に「ハクション!」なんてやってしまったら大変なことになりますので、マスクをしてヤスリがけする方がいいと思います。また、FRPなどの繊維が入った素材では削った後の繊維が舞ったりすることもありますので、マスクやメガネなどの花粉対策ってちょうどいいのかも。

 

ミニ四駆カテゴリのタグ解説

子供たちがミニ四駆を始めたので父も一緒に始めました。前世紀はトルクチューン+プラローラーぐらいでどれくらい速くなるかな?とかやっていましたが、今もニッチに楽しんでいます。
タグでちょっとわかりにくいものがありますので説明付きでリンク貼っておきます。
  • 子供ミニ四駆 小学3年生と年長さん(2016.01現在)のSiSO-Jr.1とSiSO-Jr.2のミニ四駆活動記録です。特に幼稚園児のSiSO-Jr.2がどれくらいできるのかというあたりは他の親御さんの参考になるかも。
  • 調律ミニ四駆 手軽に入手可能な道具と簡単な工作レベルで作った素組みミニ四駆(ノーマルモーター、追加パーツ無し、ほぼ改造無し)はどれくらい速くなるかな?と大げさに研究中。
  • 妄想ミニ四駆 ミニ四駆について考察をするふりをしながら妄想にふけっています。でも、もっともらしい説明がされている有用かもしれないっぽい情報もあるかもしれません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

*